【マイホーム購入シリーズ その6】オプションを検討する

金消契約も無事に済み、鍵の引き渡し日も確定しました。

残すは引っ越しのみ!

 

ほんとうに今更ですが、まさか自分が20代でマイホームを購入することになろうとはね…。

 

憧れのオプション!

マイホームを契約した際に、入居前に施工できるオプションがあるということで分厚いカタログをもらいました。

ページをめくると間取りにあわせたインテリアやらフロアコーティングやら、夢のある物ばかり。モデルルームみたいに綺麗なレイアウトを見せられると、立派な家具とかもついでに欲しくなっちゃいます。家具以外にもガラスフィルムとかエコカラットとかたくさんあり、妻と「あれもいいね、これもいいね」と相談しながら見ていました。

 

ところが、どのオプションも値段が高い気がする(;゚д゚)ゴクリ…

 

そう思い調べてみると、やはりオプションで販売されものは業者の中間マージン込の価格のためどれも割高らしい、とのこと。

例えば、わが家が購入した間取りのオプションの中に、W1300の造作食器棚が43万円となっておりました。素人のわたしが見てもボッタクリ価格じゃね?と突っ込みたくなる価格で、逆にこんな価格設定で発注する人がいるのか聞いてみたいレベル。カウンター部分に人工大理石とか使っているならまだしも、標準仕様でこの価格。

 

造作家具だけでなく、エコカラットやガラスフィルム、カーテンからエアコンまで、わたしが調べた中ではオプションのカタログに掲載されているものほぼ全てが個人で手配するより高く設定されていました。

 

悪いことばかり書いていますが、いい面も多少はあって、オプションを担当する会社に丸投げすることであらゆるジャンルの物の手配をそこで代行してくれるため、商品ごとに違うお店に足を運び、納品日調整や施工の打ち合わせといった手間が大幅に省けるといったメリットもあります。時間に余裕がない方にはオススメできますが、わが家は時間に余裕はあっても、安く買えるものをわざわざ高く買う余裕がないため、結果的にオプションは一切頼みませんでした。

 

だけど、造作の食器棚が欲しいの…

妻の強い要望で、彼女の聖域であるキッチンに造作の食器棚が欲しいと言われました。

オプションのカタログに載っていた43万円の食器棚は無理だけど、自分で手配する業者ならもっと安く施工できるかもしれん!、ということで自分で探したデザイン会社さんに見積りを依頼。

 

調べてみるとわかりますが、「造作家具 食器棚」とかで検索するとたくさんの業者がヒットします。「こんなん、多くて選べない!」と困惑すると思いますがわが家は①マイホームが出張可能な地域内か②価格が安いか(安そうか)③HPの雰囲気、と適当に業者を絞りました。数社選んで、最終的には無料で採寸に来てくれる・納期が間に合いそうな業者に決定。

 

業者とのやりとりはすごく簡単で、メールで間取りを送って、電話で希望する仕様を伝え、翌週には現地採寸に来てもらいその場で打合せを行いサイズと仕様を確定、その後見積りをもらって正式に発注、とここまで10日間でした。業者や時期によって発注から納品までの期間は異なるでしょうが、どこの業者でも2ヶ月前から準備すれば余裕かと思います。

 

わが家の場合、最終的にはオプションと同様サイズのW1300の食器棚に加えて、洗濯機上の吊戸、玄関に大きな姿見を作成してもらい合計43万円となりました。オプションだと食器棚だけで43万円だったので、やはり自分で手配したほうが安いというのは明白ですね。マイホーム購入時に販売員から「値引きはオプション品で還元します」と言われましたが、きっぱり断って正解だったなーと痛感。

 

造作家具以外にも気になるオプション

他の気になるオプションに、エコカラットがありました。

おしゃれ壁になって湿気対策にもなるということで、安価に施工してくれる業者も多く、施工するか悩みましたが「壁なんてどーでもいい」という妻の意見を採用し今回は見送りました。あと子育て目線で物申すと、エコカラットの多少のでっぱりが小さい子供には危ない、なんて口コミも散見され、それも見送った要因の一つです。

 

その次にガラスフィルム

飛散防止というよりもリビングと西向きの部屋に僅かな断熱効果を期待して検討しましたが、そもそも窓がペアガラスなので見送ることに。1年間住んでみて暑さ寒さが厳しいようだったら、その時に導入を考えてみます。

 

コーティングも気になる。

全ての部屋がフローリングのため、フロアコーティングしておけば傷つかないし掃除の手間も減るかなーと調べましたが、新築の多くは竣工時にある程度(簡易的なものでしょうが)ワックスがかかっているそうで、新たなコーティングが要らないとかなんとか。入居の手引き書をよく読むと「フロアコーティングはしないでください」との記載がありました。そのためこれも見送り。

 

壁面収納も捨てがたい。

土地の狭いマンションあるあるですが、わが家も例に漏れず収納スペースが少ない間取りとなっています。そのため、今ある物を全てマイホームに持っていくことは不可能。部屋が広くても収納のために家具を設置する必要があり、結局は狭くなってしまう悪循環。

せめて、造作家具を使って効率よく収納を作れば部屋は広く使えるかなーとも考えましたが、これに関しては「引っ越しを期にミニマリストになるしかない」と妻と意見が一致し、収納を増やす方向から物を減らす作戦へ。引っ越し前に不用品はどんどん処分します。こんまり先生に習ってときめき片づけを実施し、不必要な物を持たない生活を送りたいです。

 

コストが気になるなら、オプションはつけないほうがいい

わが家の食器棚の例を見る限り、やはりオプションは高いです。時間的余裕がありコストを重視する方なら、自分で業者を手配したほうが同じ仕様の物やサービスが圧倒的に安く手に入ります。逆に、コストは多少かかってもいいけど自分で手配する時間がない方は、オプションを担当する業者に丸投げして一式揃えてもらうのも手かもしれません。

 

マンション価格の値引きは出来ないけど、「オプション品をつけてお安くします」といったセールス方法もありますが、適正価格を知ってしまうとその値引きは考え物ですね。