ご冗談でしょう、ファインマンさん

 

ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 (岩波現代文庫)

ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 (岩波現代文庫)

 

 

 

ご冗談でしょう、ファインマンさん〈下〉 (岩波現代文庫)

ご冗談でしょう、ファインマンさん〈下〉 (岩波現代文庫)

 

 

本書を手に取るまで、ファインマンという物理学者を知りませんでした(;・∀・)

 

上巻を読み終わり「天衣無縫とはまさにこの人のことだなー」と感じました。

 

そして、下巻も読み終わり訳者(大貫晶子さん)のあとがきを見るとこんな一文が。

「ひょうひょうとして天衣無縫だが、偽善や空威張りと見ると決して容赦しない、いわば『とぼけたべらんめえ』調の先生の口調を表すのにたいへん苦心した。」とのこと。

 

訳者の方は、上記の点を翻訳時に損なってしまわないか気にしておられたようだが、日本語でもファインマンさんの人柄は十二分に伝わる内容となっていた。

 

また、現在ウォール街の物理学者 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)って本を読んでいますが、そこでも科学者や研究者の方々が登場します。そういった研究職を目指すような人は思考法が根本的に違うんだなと痛感エッ(゚Д゚≡゚Д゚)マジ?

 

人にとって、好奇心というものがいかに大切かということを教えてくれる1冊です。