5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法
- 作者: 平川裕貴
- 出版社/メーカー: 彩図社
- 発売日: 2014/12/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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大人になって後悔していることの1つに、若い頃に英語を真剣に学ばなかったことがあげられます。読んだり聞くことはある程度できますが、話せません。
すごく簡単なセンテンスでも脳内でこねくり回さないと、口からワードが出てこないのです。
また、新婚旅行で海外に行ったとき、何から何まで英語を話せる妻に任せっぱなしで不甲斐ない思いをしたこともあります…(´;ω;`)ウッ…
少なくともそんな思いを息子にはしてほしくないと思い、我が家でも英語教育には興味津々です。そんな時に本屋で見つけたのがこの1冊。
本書は家庭内での英語学習の心構えから、具体的なお金をかけない英語教育の方法が書かれており中身の濃い内容になっています。何より「お金をかけない」ってところが1番のミソですね。
実際に読み始めると、提示されている具体的な学習方法は、すごく簡単なことばかりなので、これから英語教育を始めようって方にはピッタリの内容です。敷居が低いとモチベーションも上がります!
家庭内学習への心構えを簡単に抜粋すると
- バイリンガルでも日本語が不慣れになるようなことはない、ヨーロッパでは数か国語話せるのが当たり前
- 5歳からでも英語教育は間に合う、そのかわり習得率は低減していくから早めに
- 親が英語を話せなくても大丈夫、ただし親が英語に興味ないと続かない/定着しづらい
- グローバル社会に求められているのは「学力」だけではなく、全人教育的な要素でありそれを体現しているのが国際バカロレア
- MOOCなどのオンライン講座を利用すれば世界中のだれもが無料/場所を問わずに勉強ができるため、世界基準で優秀な若者が増え国内だけで甘えてはいられなくなる
- バイリンガルのメリットは異文化を理解できるようになり、職業/学校の選択が広がる、つまりは生き方が大きく変わるということ
親は子供にたくさんの選択肢を与えたいと思うもの。
いかにバイリンガル教育がこれからの時代に求められているか十分に理解できます。少し残念なところは、デメリットがあまり書かれていないこと。デメリットが書かれていれば対比して現実的な検討ももう少しできるのではないかと思いました。
さて、本書のメインであるお金のかからない英語教育の方法。
- 基本はインプットして、アウトプットすること
- 子供は耳がいいから、リスニングでワードやセンテンスを覚える、覚えたら日常で積極的に使う
- 一番簡単な方法はCDやテレビで英語を流しっぱなしにすること、1日30分聞いていれば数か月後には英語で片言の話しができる程度になる
- 日常で簡単な英単語を積極的に使用していく、もちろん親が
- ウェブ上のフリー教材を活用する(Youtubeなど)
- 部屋内のものに英単語カードを貼り付け、実物とワードをリンクさせてあげる
- 読み聞かせも大切なので、ある程度進んだら英語のすごく簡単な本から始めるといい
その他、具体的な教材やウェブアドレスが書かれており、1日1時間の学習を5~6年も続けていけば日常会話も難しくないといったことが書かれていますが、要は親の努力次第ですね(;・∀・)
いかに、「英語」を普段の生活に取り組んでいくかが重要だと思いますが、言語は一度覚えてしまえば雪だるま式に上達するもの。個人的には2年くらい親も一緒になって取り組めばそれなりの成果がでるのではないかと踏んでいます。
アウトプットしないと成長していかないので、わたしも家庭内留学で息子と英会話できるように努力します。