【マイホーム購入シリーズ その2】子育て世帯に適した立地はどこ?

 

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いきなり始まったマイホーム購入シリーズ

住宅ローンの本審査が通ったのでいよいよ購入まで一歩手前といったところです…

 

 

 

さて、マイホームを買う上で価格立地の2つが一番大きい要素ではないでしょうか。まずはそのうちの1つ、立地についてわが家の考察を書いておきます。

 

住みたい場所が最初から固く決まっている方には不要な情報ですが、就学前の子供がおり、どこにマイホーム(対象はマンション)を買おうか迷っているようなファミリー向けの内容となってますのであしからず。

 

通勤をとるか、子供の通学を優先するか、はたまた見知らぬ地にするか

立地といってもいろいろとあるので大きい要素から順にいきましょう。

まずはどの地域にマイホームを持つか、ということ。

わたしは生まれも育ちもずーっと埼玉県。勤めている会社は都内で、大学では神奈川県まで通っていました。わが家の場合、会社へ30分以内で行ける23区内や多少の土地勘がある横浜、はたまた海のある湘南に住みたい、という願望は最初からありませんでした。

 

この点に関しては、夫婦共に共通理解があり揉めることなく決まってよかったです。

 

別に埼玉県が無償に好きいというわけではなく、今の保育園へ1年以上通っている息子を転園させるのは可哀想だと思ったこと、そして妻のコミュニティも既に形成されていること。

妻も、新たな地でまた0からママ友関係等を築いていくのは大変だし嫌だと言っていました。この点は日中家を留守にしている働き人からすると盲点でした!!

 

あと2人の子供がまだまだ小さいため妻やわたしに何かあった際は車で行ける範囲に実家があること、今のエリア付近なら通勤がドアtoドア1時間以内など、複数の理由から今住んでいるエリアから大きな移動はしないと最初に決めました。ざっくりいうと同市内への移動程度です。

 

資産価値やリセールを気にする方なら…人気エリアの駅近物件!!

資産価値やリセールを気にするなら、それなりに地価が高い人気エリアの駅近物件一択です。

「人気エリア」に関して、最近のわかりやすい例でいうと「武蔵小杉」あたりはいい例ですね。湘南新宿ライン武蔵小杉駅に停まるようになった頃は、なんでこんなショボイところが停車駅になったんだろーくらいにしか思ってませんでしたが、今や飛ぶ鳥を落としまくる勢いでマンション価格が上がっています。

結局、人が集まるような人気エリアはこの先日本全体の地価やマンション価格が下がったとしても、他と比べるとそれなりに需要が見込めるので売り抜ける可能性が高まります。ただ、人気故の供給過多で「晴海」や「川崎」のように客離れが進むケースもあるので、こればかりは売るときにならないとわかりませんねー。

「駅近」に関しては、たとえ地価が下がってきたとしても駅がある限り優位性は保たれます。駅がなくなるor移設されるような事は滅多にないので大きな安心材料です。欲を言うと、最寄駅が複数路線にアクセス可能なら尚良しです。関東では都内へのアクセスの良し悪しが価値を左右する一番の要素だと思われます。

 

人気エリアは必然的に交通アクセスも良いので表裏一体の関係です。そういったエリアの物件は価格が周辺物件と比べて高いかもしれませんが、宝くじに大化けする可能性も秘めています。

 

駅近がいいか、閑静な住宅エリアがいいか

大まかなエリアが決まったら、さらに細かな地域選びです。

わが家の場合、将来子供たちが通うであろう学校の学区を第一優先としました。それに加えて、リセールを考慮すると少しでも駅に近い物件が有利であることから、駅から徒歩5~15分以内のエリアと決定。

あまりに駅近の物件だと騒々しく子供にいい影響を与えないこと、土地が狭いため必然的に駐車場も少なく、仮に借りられたとしてもその分利用料が異様に高いこと、そもそも購入できる物件価格ではないという理由から除外します。偉そうに書きましたが、要は高いので買えませんでした(;・∀・)

徒歩15分くらいの物件だと駅までギリギリ徒歩圏で価格も落ち着いていること。住宅エリアで専有面積が広くファミリー世帯が多い、駐車場の数も多く利用料も抑えられているとの判断です。普段電車を使うのは家族の中でわたしだけなので駅から徒歩20分くらいの物件でも苦に思いませんが、リセールを考えると駅から遠すぎるため対象外。

 

ここまで地域を選定するとだいぶマイホーム探しの選択肢が狭まり、現実味が出てきますね。新築マンションも対象は数軒しかしかありませんし、数多くある中古マンションも数がだいぶ限られてきます。

 

意外と重要な、防災という観点

わが家はあまり気にしませんでしたが、東日本大震災以降は地盤や周囲の河川など防災重視でマイホームを選定するお客さんも多いそうです。地盤が固い台地だとか、昔は沼地だったとか、大きな河川が近くにあり氾濫した際は水没する可能性のある地域だとか。

こういった情報は、中古マンションだと販売員からの情報開示はほぼありません(少なくともわが家が訪ねた販売店はそうでした)。

既に建築されており仕方がないということ、あとは単にデメリットなので言わないことなどが理由に挙げられます。新築分譲時のパンフレットなどを参考に見せてもらうといいかもしれません。災害に強い地域だと物件コメント欄に一言くらいアピールがあると思いますが。

新築マンションだと、当然何かしらの情報がHPやパンフレットに載っているでしょう。

いまどき、敢えて地盤が緩い地域に積極的にマンションを建てるデベはいないと思いますが、そういった地盤の上に建てるマンションは杭をこんだけ深く打ちました!!アピールで補完してると思います。

こういった災害に関する情報が気になる方(特に中古物件を探している方!!)は、事前に市区町村HPでハザードマップを見ておきましょう。防災意識の高まりから最近はこの手の情報開示が豊富なため、マイホーム購入予定地がどれくらい自然災害に強いのか予め知ることができます。

 

 

マイホームの地域・立地選定はこれくらいです。あれこれ書きましたが、すべてを優先させるとなかなか場所が決まりません。優先順位を決め、妥協できる点できない点を明確にしてきましょう。わが家の場合は子供が通うことになる学校を最優先事項として、地域を選びました。複数路線が利用可能な駅近物件なら私立にも対応できると思うので、数年先の家庭環境をシミュレーションしてみましょう。

 

次回は価格に関する話をしたいと思います。