【マイホーム購入シリーズ その3】住宅ローンの選び方

少し間があきましたが今回は住宅ローンに関する、わが家のお話。

 

マイホーム購入の進捗は現在も住宅ローンの審査待ちです。

審査が一社通ると、なんだかあっちの住宅ローンも気になるなー、おっ想像以上にこっちの銀行も金利が安いなーと優柔不断が発動してます。

 

そんな住宅ローンですが、マイホーム購入で一番高いハードルではないかと思います。ネットで調べてみると悲惨な話もゴロゴロ出てくる出てくる…

 

欲しい物件が見つかった!

物件価格も想定の予算内に収まりそう!

よし、住宅ローンを申し込もう!

φ(`д´)カキカキ

 

~~1週間後~~

なん…だと…

この俺様が…し、審査落ちだと…

  

販売員の方曰く、こういったケースが非常に多いそう。

せっかく欲しい物件が見つかっても、住宅ローンの審査が通らない事には始まらないですからね。

 

どこの住宅ローンがオススメ!?

住んでいる地域や職業、年収等によって住宅ローンの選択肢が大きく異なってくるため、ここでは個別にどこの住宅ローンがいいかは言及しません。ただし、わが家の体験をもとにざっくりと優先順位をつけるなら以下の通りです!!

 

①販売会社の提携ローン

②ネットバンク

③その他の市中銀行

 

まずは、販売会社の提携している住宅ローンをオススメします。大きい販売会社ならほとんどメジャーな銀行とも提携しているので、選択肢が少なくなることはないかと思います。ネットバンクとの提携も最近では増えてきているようです。わたしが提携ローンを進める理由は3点ありまして…

 

提携ローンのメリット その1

金利が少し安くなるケースがある>

全部の銀行にあてはまることではありませんが、提携ローン経由で申し込むと公表されている優遇金利よりさらに低くなる住宅ローンもあるようです。わが家の場合、0.03%安くなりますよーと紹介された提携ローンがありました。わずか0.03%と言えど数千万借りることになるのでバカにはできませんね。

 

提携ローンのメリット その2

<提出書類が少なくて済む>

提携ローンの場合、販売会社を通じて審査書類のやり取りをするため、審査時に提出を求められる購入物件に関する書類(売買契約書、重要事項説明書、販売時パンフレット、検査済証など)を販売会社が用意してくれます。

自分で用意する書類(住民票、課税証明書、印鑑登録書など)だけでも数が多くて面倒なので、だいぶ助かりました。

 

提携ローンのメリット その3

<審査が早い>

「個人で申し込むより、審査が早い場合が多い」という表現が適切。

できることなら1日でも早くマイホームに住みたい、とみなさん思うはず。販売会社は家を売りたい!銀行は融資したい!という思惑が一致するためなのか、たしかに個別で申し込む仮審査より提携ローンの仮審査のほうがすべてにおいて早かったです。心なしか審査基準も甘いような気がしました。

 

以上、3つの理由から提携している住宅ローンをオススメします。

その中でどこを選ぶのかというと、金利の低さを求めるならメガバンク都市銀行より、断然ネットバンク!!

これは優遇金利を見れば一目瞭然ですが、意外と落とし穴が多いのもネットバンクです。

 

ネットバンクの落とし穴 その1

<仮審査がシビア>

金利が安いので申し込みが殺到するようですが、誰もが簡単にネットから申請できる分、審査内容は市中銀行に比べて固めだとか。

これはあながち嘘でもなく、わが家の場合、市中銀行で通ったローン内容と同条件でネットバンクの仮審査を申し込むと…仮審査の前のかんたんチェックではじかれるネットバンクがありました。

 

たとえば、住信SBIネット銀行の場合…

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仮審査へ進む前に上記のようなかんたんチェックがあります。

 

ここにわが家の当初の希望借入金額をぶっこんで年収を入力すると…

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いろいろと数値を変えてテストした結果「借入期間に応じて単純に年収の〇〇倍までなら大丈夫」というシステムになっているようで、ここで少し背伸びした金額を入力すると足切りされます。

 

もし仮にこのかんたんチェックを数字上ギリギリのラインで通過したとしても、仮審査の結果で借入金額を減額される可能性も大いにあるので要注意です。

 

ネットバンクの落とし穴 その2

<本審査もシビア>

仮審査を通過して次に本審査を受けるわけですが、この本審査もネットバンクは厳しいようです。

ネットバンクの仮審査を受ければわかりますが、仮審査はネット上で簡単に申し込めます。早いところだと、申し込んで数分後に審査結果が送られてくるようなところも。そんなゆるゆるな仮審査なもんで、がっつり個信調査をされる本審査でどんでん返しをくらう方が多いそうです。

 

ネットバンクの落とし穴 その3

金利の低さには裏がある>

金利の安さに目を引かれるネットバンクの住宅ローンですが、条件によっては思っていたより金利が低くならないケースも多々あります。

たとえば、借入の際の事務手数料などが無料もしくは一律料金になっているところも、それらを適用すると金利が0.3%上乗せされるケースが。条件によっては表示されている優遇金利の上限まで適用できないこともあるので、その辺は仮審査を申し込む前に条件をしっかり確認しておきましょう。

 

このようにネットバンクはメリットもデメリットもあるので金利の低さにだけに目を捕らわれず、総合的に判断しましょう。

 

総合的に市中銀行は最後の選択肢となってしまいました。

やはり金利がネットバンクに比べて高めというのがネックに。ただ、ネットバンクよりは人情味がありますので、借入条件が厳しい方は店頭へ赴ききちんと向かい合って相談すれば、いろいろと勘案してくれることもあると聞きますので、悪い選択肢とは言えませんね。

 

子育て世帯に有利な住宅ローンもある!? 

少しばかり子育てブログっぽいことも書いておくと、市中銀行の中には子育て世帯に対するキャンペーンを実施しているところもあり、わたしの住んでいる埼玉県だと「埼玉の家 子育て応援!!住宅ローン」なるキャンペーンを実施してます。

埼玉の家 子育て応援!!住宅ローン - 埼玉県

 

「取扱い金融機関が地銀しかない」、「適用条件が厳しい」などハードルがあるため適用率ははたしてどんなものなのか疑問がありますが、住宅ローンを選ぶ際の一つの選択肢にはなるかと思います。

 

 

 

最近通勤中に毎日読んでいる「ミナミの帝王」でマイホーム購入に関することが書かれていました。

「たいていの人は、日常の買い物では数円単位の金額に神経質になるが、数千万円という人生に1度あるかないかのマイホーム購入になると、急に無頓着になる人間が多い」ということを銀次郎が言っていました。

 

「金額の桁があまりに大きい」、「購入に関する手続きが煩雑すぎる」など、抱える問題の大きさゆえに思考が停止してしまう気持ちもわかりますが、今一度冷静になって検討してみると、今より条件のいい住宅ローンがあったりするので、いろいろな視点から検討してみる必要がありますね。

 

長くなりましたが、次回は住宅ローンに関する個人信用情報の話でも。

わたしが実践してきた「個信」を良くする(傷をつけない)方法でもつらつら書きます。