2017絶景道ランキング首位に輝いたビーナスラインへ、ソロツーリングで行ってきました。いつもなら仲のいい方に声を掛けて数名で走りに行きますが、今回はルートが訳ありのため、単騎突入です…。
ルート
2017年5月20日ビーナスラインツーリングのルートはこちら。
埼玉の自宅から出発して、走行距離は約580km。
5時出発の15時半帰宅。4時に出発すれば、道もさらに空いてて14時には帰宅できそうなコースですね…朝活、朝活ぅぅぅ。
この日の長野の最高気温は28度!東京は29度!!夏到来!!!
疑う余地もなく、夏のメッシュ装備を着込んで朝5時に自宅を出発です。
休憩しないで一気に諏訪南ICまで行く予定でしたが、事故処理のため「一宮御坂―甲府南」が通行止めとな…。仕方ないけど、損して悔しい…。気を取り直して甲府昭和から再度高速に乗り、渋滞もなく諏訪へ到着。
中央道・東京方面からビーナスラインへ向かう最寄インターは諏訪ICですが、ソロで時間にも余裕があるため、一つ手前の諏訪南ICで降りて八ヶ岳エコーラインからビーナスラインを目指します。
八ヶ岳エコーライン
この八ヶ岳エコーライン、写真は一切撮っていませんが信号も車も少ない快走路です。ひたすら直線で面白みに欠けそうと思いきや、景観を楽しみながら法定速度でまったり走るのが乙な素敵ロード。
諏訪ICからアクセスすると、降りてすぐにコンビニやスタンドがあって大変便利ですが、給油や休憩の必要がないなら、諏訪南ICから渋滞知らずの八ヶ岳エコーラインを抜けて行くことをお勧めします。
ビーナスライン
大門街道、ビーナスラインを抜けて、霧の駅に到着。時刻はまだ8時前で駐車場はガラガラの状態。ここに至るまでのビーナスラインも車があまり走っていないため、快適な時間帯ですが、人も少ないので少し寂しいです…。
こちらは霧ヶ峰名物?????の「鹿肉饅頭」。
以前、一度だけ食べたことがありますが、臭いが香ばしく、最高に食がそそられるようでそそられないお味です。一度ご賞味あれ。
この日はたまたま「鹿肉食べたい」って気分ではなかったので、仕方なくあんこ入りのおやきでお腹チャージしました!
朝早かったせいもあるのでしょうか、あんこが冷え冷え(白目)
霧の駅からさらにビーナスラインを北上していき、「三峰大展望台」に寄ります。ここも朝早かったので駐車場には車とバイクが数台のみ。
軽食を食べられる小屋があり、その奥に小高い丘があります。足場が良くないのですが、そこへ登るとこんな景色が。しばらく眺めていると、甲高いエキゾーストを響かせながら通り過ぎて行くバイクがチラホラ。追っかけたい…
5月だと道が空いていて走りに集中できますが、緑が乏しくて迫力に欠けますね…。
ニッコウキスゲのシーズンとなる7~8月にビーナスラインへ来れば、「The・新緑」って感じの景色が堪能できます。この時期は早朝でも交通量が多くなりますが、一見の価値アリです。
7月だとこんな感じで緑全開です。夏だとビーナスラインは適度に涼しくて最高なんですよねー。
次は「道の駅・美ヶ原高原美術館」からの景色。
駐車場からの景観が素敵なんですが、ここもこの日はイマイチ。
ここでビーナスラインは終了です。
地図で見ると全長がものすごく長いように感じますが、いざ走り出すとと信号がないためあっという間に終わってしまう印象があります。
K62
美ヶ原高原美術館から北側にある、路面状況が最高に悪いK464を決死の覚悟で下り、武石観光センターを右折して市街地の方へ向かいます。
ここでふと毎回思うのですが、苦労してK464の悪路を通過した後に遭遇するK62の優しさ(直線っぷり)は異常すぎる、と。
ご覧のように、何気ないただの道路ですが、毎回写真を撮りたくなります。
K167
K62を通過し、いつもならR152→K81を通って東御市を目指しますが、この道が結構混んでいて毎回ツライなーと思う場所。しかも、2000m級の山から一気に下界へ降りてくるので、体感温度がいつも以上に暑いのなんの。
なので、R152から渋滞がなさそうな、というか車が通りそうもない酷道・K167を抜けて東御市へ向かいました。ここが酷道マニア垂涎級の荒れっぷり(笑)
このK167、山間部は一車線しかなく大きい石がゴロゴロ、路肩には草木がたくさんと3拍子揃った酷道の中の酷道ですが、山間部を抜けて畑エリアへ入ると快走路そのもの。山を下りると民家が立ち並ぶ農道なので、ここも法定速度でゆっくり流すのが気持ちいい道でした。ビーナスラインから東御市へ抜ける道のレギュラー確定ですね。
途中、猫の妖怪もいました。息子のためにパシャリ。
当初の予定だと11時前後に東御市へ着いているハズで、昼食を食べるならここしかないと決めていたお店「さくら」へ到着。
⇒https://tabelog.com/nagano/A2004/A200402/20010433/
この蕎麦屋さん、2年前に一度訪れましたが、すごく美味しかった印象があります。あれから「是非、もう一度行きたい」と思っていて、ついに念願の再訪。
しかし、時刻はこのとき、まだ10時過ぎ。
お店のオープンは11時…。
お得意のスケジュール巻きすぎ問題が発生しました。お店の戸が開いておりスタッフの方が見えたので、無理を承知で「ゴメンクダサーイ」と突入すると…無理でした(笑)
「あと30分くらいお待ちいただければ、ご用意できますよ」と優しいお言葉を頂きましたが、待つのもアレなんでお断りし、ランチ抜きで先へ進みます。
道の駅 雷電くるみの里
普段なら軽井沢方面へ向かうため、湯の丸高原を抜けてつまごいパノラマライン(南ルート)を走りますが、たまには「違うクネクネした道を走ってみようじゃないか」ということで、この日は浅間山の西側・高峰高原を抜けて嬬恋方面へ向かうルートを計画していました。
その道中、「道の駅・雷電くるみの里」を発見。
センダボ(※ツアラー)に乗ってるよっしーさんがつい最近、この道の駅の記事を書いていたことを記憶していましたが、Google Mapに載ってないやんけぇ。お腹空いていたので寄ってみました。
昼食を食べていないので、ここでクルミソフトと雷電焼を補給します。
雷電焼はカスタードと黒豆あんの2種類があり、くるみが入っていて美味しく、リーズナブルなのに大容量とオススメの一品。たい焼き的な食べ物なのでお持ち帰りも可能です。
オメガ3脂肪酸をたくさん摂ったし、ダイエット待ったなしッ!
ちなみに、「雷電」とは昔いた天下無双の大力士「雷電為右衛門」のことだそうです。力士「雷電」は身長197cm、体重172kgと巨漢であり、現役時代の勝率が95%以上だったとのこと…。
チート級の強さを誇ったようで、現代だったら即アカBAN対象ですね…。
チェリーパークライン
軽食を堪能した後は、高峰高原へ向かうチェリーパークライン(車坂峠)を走ります。
このチェリーパークライン、「浅間ヒルクライム」というイベントが行われるほどのヒルクライム名所だそう。バイクで峠を走っていて、初めて耳がツーンと痛くなりましたが、それくらい短時間で一気に標高を稼いでいくヒルクライムで、バイクだと物凄く面白い。乗用車やサイクリストもたくさん走っていましたが、車幅も広く白線なので余裕をもってパスすることができます。
チェリーパークラインを一気に駆け上るとそこは高峰高原。再び、2000m級の山に戻ってきました。登り切ったすぐのところに高峰高原ホテルがあります。ここでも休憩。
そこには、がっつりバイク装備を身に纏い、ホテルロビーのカフェで一人アイスを食べる怪しい成人男性の姿が…。富士山が見えるとコーヒー1杯までお代わりできるそうですが、この日はあいにく雲でその姿を確認することができませんでした。残念!
楽しい楽しいダート…
さて、2000mの山を登ってきたので、今度は2000mを下って行く必要があります。
ここで先人たちのブログなどをチェックすると、一般的には登ってきたチェリーパークラインを下り、湯の丸高原経由でつまごいパノラマラインへ向かうってのが普通らしいんです。これって、めっちゃ遠回りじゃん…。
でも、高峰高原からつまごいパノラマラインへの本当の最短ルートは、高峰高原を北へ向かいそのまま嬬恋方面へ降りて行くだけ。ただ、北へ行けばいいだけで着く!効率厨なら絶対にこっちのルートを選ぶでしょ!
普通のオンロードバイカーが絶対に通らない高峰高原の北区間をストリートビューで見てみると、青い線が全く表示されません。
あっ(察し)
なので、その表示されない区間がどんな路面状況なのかググってみると、6.6kmに及ぶダート区間があるのだとか!!!!ダートぉぉぉぉぉおおおお!!!!
さすがに、ボーナスステージで「ダートもありますよー☆」と他のSS乗りを誘う勇気はなかったので、この日はソロツーリングなのでした…。
約7kmのダート…。
でも、「なんとか通れた」みたいなブログ記事をいくつか見かけたので、ヤマハが世界に誇るミドルクラスのオフ車“YZF-R6”(スーパースポーツ仕様)でダートに突っ込むよー\(^o^)/
教習所の波状路でスタンディングとかも習った(8年以上も前)し、余裕っしょー。君ならイケるイケるー。
高峰高原ホテルから1キロ近くは綺麗な舗装路でしたが、ダート区間が突如現れます!
Youtubeで予習はしていた(←勉強熱心)けど、本当に砂利が深く、おまけに下りなのでなかなかの難易度。こんな道の走り方、教習所で習ってないし、あの教習所絶対にボッタクリだわ…。
外装慣らしをしてしまう可能性があるので、綺麗なうちにR6の遺影をね…。
砂利が似合うSSは、ヤマハのYZF-R6だけ!!
土むき出し部分ならR6でも簡単に走れますが、ご親切にも「追いオリーブ」ならぬ「追い砂利」されている場所が無数にあり、そこへ突っ込むともはや操縦不能。阿鼻叫喚、地獄絵図とはまさにこのこと。
未舗装だけど車の往来は結構ありました。
それも、擦れ違う車はジムニーばかり。窓からのぞくドライバー達の羨望の眼差し(「それ、ダート走るようなバイクじゃないよね?」的な)を浴びながらも、なんとか6.6kmに及ぶダート区間を無傷で通過することに成功。タイヤもご覧のとおり真っ白け。
先ほどの写真が遺影にならなくて、本当によかった…。
軽井沢周辺と道の駅 くらぶち小栗の里
R6でダートも余裕で走れることを証明した後は、つまごいパノラマラインを通過し、北軽井沢から高崎方面へ向かうK54へ。
このK54、景観はよくありませんが、信号のない約30kmの区間を疾走できます。道幅の広いクネクネコーナーも多数あるため、スポーツ走行にうってつけのスポットです。そして「道の駅くらぶち小栗の里」へ到着。ここでようやく昼食です。
冷汁うどんが、火照った体にしみわたるぅぅぅ。
前橋ICから高速へ乗るのが最短ルートですが、高崎市で市街地渋滞に巻き込まれるのが嫌なので、K33を抜けて松井田妙技ICを目指します。K33も隠れた快走路。高崎市で暑い中渋滞に巻き込まれるくらいなら、少し距離が延びますが、K33を抜けて松井田妙義から埼玉方面へ向かうのが絶対にいいはず。
家に帰るまでがツーリング
道の駅くらぶちあたりからわたし自身の電池が切れそうになったため、松井田妙義ICから高速に乗ってバビューンと一気に帰宅です。朝5時に出発して、帰宅は15時半。この日の走行距離は約580km。
結構早い時間に帰宅できたような錯覚に陥りますが、朝5時からバイクに乗っているので10時間近く活動している計算となります。朝活したときはなるべく夕方になる前までに帰ってこないと、疲労が尾を引いて翌日の家庭内従軍に支障をきたしますらね…
この日のツーリングではクネクネした峠を嫌という程走ったので、夏本番前にスポーツ走行の感覚を取り戻すことができました。次は、梅雨が始まる前に日光か磐梯吾妻スカイラインの北方面へ走りに行きたいなーと画策しています。
磐梯吾妻スカイラインへの日帰りツーリングも距離的に600km近い弾丸行程となりますが、どなたか一緒に走りに行きませんかー?東北道で福島西まで行って、日光まで下道をひたすら南下するルートですが、「挑戦者求ム」です(笑)