【スマホ】液晶が壊れたAndroidからデータ回収した話

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先日、雨の中をバイクで走っていたら、スマホを水没させてしまうという事件が発生しました。わたしはただ、おでんが食べたかっただけなのに…。

 

静岡め、許さん…。

 

 

水没したスマホの状態

「スマホが濡れている!うあぁぁぁぁー!」と気が付いたときには既に内部まで水浸しの状態でした。その場でスマホ内の水を抜けるだけ抜き、乾燥剤を使ってなんとか内部を乾かしましたが、液晶関連の部品がやられてしまったのか、液晶はあえなく死亡。タッチパネルは反応しますが、無念のブラックアウト状態に。

 

タッチパネルや通知ランプ、サウンドは機能していますが、画面に何も映らないじゃ意味ないので、新しいスマホに買い換えることにしました。そこで困ったのが、水没して液晶が映らなくなったスマホのデータ回収

 

スマホが全く起動しないくらい故障したのなら、潔くデータ等の諦めもつきますが、なまじ中途半端にスマホが生きているので、出来ることなら少しでもデータ関係を引き継ぎたいと思うのが人ごころ。どうにか方法がないもんかと調べてみました。

 

2パターンある、液晶の破損例

一概に「液晶が死んだ(壊れた)」と言っても、2パターンに分類することができます。それは「液晶は映るけど、操作が出来ない」パターン「液晶が全く映らない」パターンの2通りです。

 

前者の場合、よくあるのがiPhoneを落として画面にヒビが入り、タッチパネルだけが見事に死亡して操作できなくなるというケース。液晶に何かしらが映っているということは、スマホの中身自体は通常通り機能しているので、データ回収は簡単です。比較的安心できるケースとなります。

 

ちょっとややこしいのが、後者の場合。

「液晶が全く映らない」ということは、液晶だけでなく、メインの基盤等もやられて電源すらつかないケースがあります。この場合、大人しくキャリア/メーカーに修理依頼するか、街中にあるスマホメンテショップに持ち込みましょう。水没の場合、メーカー保証の対象外で修理自体お断りとなることもありますが、運が良ければデータ回収もしくはスマホ自体が復旧できるかもしれません。

 

わたしの場合、スマホを水没させましたが、十分に乾燥させた後に恐る恐る電源を長押しすると、液晶は暗いままでしたがなんとか電源を立ち上げることができました。神に感謝!

 

通知ランプも光るし音もなるので、液晶画面だけ死んでしまったようです。タッチパネルの生死判断については、とにかく触りまくって振動や音が鳴るかどうか確認しましょう。わたしはスマホのセキュリティにパターン認証を使っていたので、何も映らない液晶に触れるとパターン認証に反応してスマホがブルっと振動しました。この作業で、液晶は死んでるけどタッチパネルは生きていることが確認できたわけです。

 

「液晶は映るけど、操作が出来ない」スマホのデータ回収方法

何らかの理由でタッチパネル機能だけが死亡した場合のスマホ操作、データ回収方法はとても簡単です。

 

Androidの場合

最も簡単なのはマウスを使ってカーソル操作する方法。microUSBの有線マウスを使用するか、変換ケーブルを使ってスマホにマウスを接続し、操作します。わたしも持っていますが、変換ケーブルはこういうやつです。

これさえあれば、仕事でパソコン操作しているフリしてスマホを操作できるという優れものな商品!

 

マウスと変換アダプタ―さえ準備できれば、後はスマホに接続して操作するだけ。とっても簡単です。

 

端子接続とは別に、予め設定してあるならBluetoothでの外部操作もできますが、こちらは利用している人が少なさそうなのであまり現実的ではないですね。

 

Xperiaの場合、PS4のコントローラーをBluetooth接続させてスマホを操作できます。自宅にPS4があり、すぐに出来る方法として今回試してみましたが、PS4のコントローラーではスマホをまともに操作できませんでした。カーソル操作できないため、この方法は全くオススメできません。

 

iOSの場合

このOSを使ったことないから、よく知りません。Lightningのマウスとかあるんでしょうかね。iTunesに接続してしまえばなんとかなるイメージです(適当)

 

「タッチパネルは生きてるけど、液晶が全く映らない」スマホのデータ回収方法

とりあえず、ミラーリングさせましょう!

スマホの液晶が映らないなら、スマホ以外の画面に映し出して操作すればいいんです。それgは、いわゆる「ミラーリング」。ミラーリングの方法はいくつかありますが、ここではわたしが実際にデータ回収した際に利用した方法をご紹介します。

 

Androidの場合

スマホの液晶は映らないので、本来スマホに映っているであろう画面を他の機器に映して(ミラーリング)直接操作する必要があります。今回、わたしはこちらの商品を使って、テレビにスマホをミラーリングさせました。

 

安かったこの商品をAmazonでポチリ、PS4で使っているHDMIケーブルを使って大きなテレビ画面にスマホの画面をミラーリングしました。この商品の口コミを見ると「映らない」という方もいるようですが、その場合はテレビ設定やスマホの設定をいじりまくりましょう。外部接続とかいろいろ変えていけば、映るはず!たぶん。

 

スマホの画面が他の機器にミラーリングできてしまえば、あとは簡単。

別の液晶にミラーリングさせた画像を頼りに、スマホの暗い液晶を勘でポチポチ操作していきましょう。こうして未読状態のまま溜まっていたLINEのトーク履歴や各種アプリのPINコード等を無事に控えることができました。よっしゃーーーーーー!大勝利!!

 

事前に外部アプリを使ってもっと簡単に他の機器へミラーリングする方法や、別の変換アダプタ―を使ってミラーリングすることも可能です。ググると他の方法も出てくるので、ご自分の持っている機器や状況にあわせて、簡単に出来るミラーリング方法を探してみましょう。

 

iOSの場合

すみません。わかりません。

 

備えあれば憂いなし 

今回は水没したスマホから運よくデータを回収できたわけですが、場合によっては大切なデータを回収できず、泣く泣くスマホを手放さなくてはいけないケースも十分に想定することができます。

 

幸いにも、画像や動画のデータ保存は全て外部ストレージ(SDカード)保存していたので今回は助かりました。また、それらのデータはSDカードだけではなく、GoogleフォトやAmazonプライムのクラウドサービスを使って定期的に同期していたので、データ喪失の恐れはほぼ0%でした。

 

今回の件で特に困ったのがLINEのトーク履歴とアプリのPINコード。

何気ない家族や友人とのLINEでのやり取りも、いきなり白紙になってしまうとちょっと悲しいものがあります。定期的に全ての方とのトーク履歴をバックアップすることは作業的に難しいかと思いますが、特に大切な人とのトーク履歴くらいは半年か1年に1回程度でバックアップデータを作成しておいてもいいのかなーと思いました。

 

あと、データを失って困るのがアプリのPINコード。

全てのアプリが引き継ぎにPINコードを要するわけではありませんが、ポイントカード系アプリで次のスマホにデータを引き継げない事態はとても困るかと思います。そうならないよう、アプリをインストールした時点でPINコードをメモしておくとか、Gmailに送信しておくとかすれば、無事にポイントを新しいスマホに引き継げるので、このひと手間はとても大切ですね。

 

とりあえず、スマホのデータが無事に引き継げて何よりでした。雨の日にツーリングに行く時は、レインコートをちゃんと着ていこう!!