こんにちは。はやとぅです。
FE501SMの納車記事で「慣らしツーリング来てくれる人」と募集したところ、3人が名乗りを上げてくれました。嬉しい!
今回はそんな漢気ある彼らを巻き込んだ、寒い寒い秩父ツーリングのお話し。
- 参加メンバー
- ルート
- この日の服装
- 冬の時期にツーリングへ行く際の注意
- あしがくぼ集合!
- パワースポット「三峯神社」
- 隠れた名店!?「そば福」
- KTM、ハスクバーナ談義
- FE501SMで初めてツーリングへ行った感想
参加メンバー
初めましての方も含め、4台で1月の寒い秩父ツーリングへ行ってきました。
暖かい千葉へ行ってもよかったんですが、新年だし、埼玉が誇る関東屈指のパワースポット「三峯神社」へご挨拶に行きたいとうわたしの個人的な願望もあり、くっそ寒い山の中を新年早々に走ってきた次第です。
そんな、寒くて辛い思いをしたツーリングメンバーのご紹介
mamoruさん/KTM 990SM
真っ先にコメントをくださったKTM990SMに乗るKTMいいぞーOJSN。
mamoruさんとは初対面でしたが、何かと共通の話題も多く、モタード走行のなんたるかを教えていただきました!あざますあざます!今回、秩父でのルートやお店を決める際にもいろいろと提案して頂き、助かりました!
むつきちゃんさん (id:Mutsukichan)/ハスクバーナ 701ED
701EDに乗る、年齢も近い若きハスクナカーマ!
彼とも初対面でしたが、いつもの如く、はてブとツイッターでやりとりしていたため、初めまして感がないご対面でした。家もご近所さんで、お世話になっているハスクのディーラーさんも一緒。そして何より、シバキ倒した701は有無を言わさないオーラが…。
のりまつさん (id:norimaz)/KTM 690ED
もう何度もツーリングに行っているバイクナカーマ(わたしは勝手にそう思っている)。
経験知識豊富なのりまつさんには、毎回いろいろなことを教わります!今回は寒い季節ということもあって、このまま大陸横断に行くのかと言わんばかりの重装備でやってきました!リア周りの汚れ方もワイルドで素敵ィ!
わたし
FE501SMで初めてのツーリングです!ウッヒョー!!
皮むきの終わっていないタイヤ。キンキンに冷える秩父の路面。慣れないモタード走行(乗り方よくわからん)、などなど…不安要素満載でしたが、ベテランライダーだらけだし大丈夫という謎の期待感に包まれながら企画しました。
図らずも、外車ツーリング!?
皆さん、お気づきでしょうか…。
参加メンバーの車両ラインナップですが、KTM2台・ハスクバーナ2台という外車しかいない強そうな構成になっております!
視覚的に表現するとこんな感じ!
圧倒的外車率!
自己主張の強いオレンジとブルーの集団が秩父の街中を駆け回ります。
ルート
9時半に「道の駅果樹公園あしがくぼ」に集合して、「三峯神社」、「そば福」でランチ、15時頃に「道の駅ちちぶ」で解散というあっさりした内容です。
秩父市街地を超えて山奥にある三峯神社へ向かう途中の路面凍結が心配でしたが、一週間近く雨と雪も降っておらず、9時以降は日も出てくるし大丈夫だろうということで、午前中のうちに参拝することにしました。とは言え、やはり山道は日陰も多く、除雪剤っぽいものも撒かれていたため、走る際は最大限の注意が必要ですね。
このルートで約95kmと短い距離になりますが、そもそもわたしが住んでいる場所から秩父へ向かうまでがちょっとしたツーリングなので、行って帰って約250kmという、いい感じのショートツーリングとなりました。
この日の服装
ツーリングへ行った2018年1月21日の秩父地方は最高気温11.8度/最低気温-3度と比較的暖かいお天気でした。といっても冬の山を走るのでキッチリ着込んで秩父へ向かいます。
(上半身)
タイチのウィンタージャケット、ウルトラライトダウン、半ティー、ハイネック極暖、ネックウォーマー、お腹に貼るカイロ(←これ重要)
(下半身)
ワイルドファイア、ブロックテックウォームイージーパンツ、極暖の3枚履き!靴はもちろん、レーシングブーツです。
冬に高速道路を走るときは更にもう1枚オーバーパンツを履きますが、正直、R6から501に乗り替えた今ではそんなに速度も出さない(出ない)ため、3枚履き装備でも高速に突っ込めそうな予感がします。
そして、むつきちゃんさんがワイルドファイア1枚で秩父に来ていたことを後で知り、「この人、つよい…」と思いました。やべぇやつや。。。
冬の時期にツーリングへ行く際の注意
本題へ入る前に、冬の季節にツーリングへ行く上で自分の中でいくつか気を付けている点があります!
暖かい季節とは異なり、路面も冷えていろいろと転倒リスクが高まる冬のツーリング。可能な限り安全に走りたいので、最低限これくらいは確認しておこうという自分なりのポイントを書いておきます。
走れる場所が限定される
言わずもがなですが、冬はバイクで走れる場所が限られてきます。
山間部のワインディングや林道などは冬季閉鎖している場所も多く、そもそも危なくて走りに行こうという気も起きません。なので、比較的暖かくて凍結リスクの低い海沿いや平野部が冬ツーリングの基本です。関東だと、千葉の海沿いや伊豆あたりが定番ですね。
当日から1週間前までの天気予報を確認
ツーリング当日の天気が気になるのは当然ですが、その一週間前から雨と雪が降っていないか確認しておきましょう。最低気温が氷点下になるのが珍しくない冬の時期、数日前に降った雨や雪が長い間残っている場合があります。
特にちょっとした山間部で一日中、日が当たらずに日陰となっている部分は、晴れていても路面凍結が残っている可能性が高いです。わたしはこのパターンでブラインドコーナーのアイスバーンにR6で突っ込み、氷上を死ぬ思いで10mくらい走行した経験があります。
ツーリング当日の天気予報が晴れでも、一週間以内に雨や雪が降った場合は、山道や怪しそうなルートを避けて企画変更する英断が必要かもしれません。
朝は交通量の多い道を走る
本当なら日が出ている時間だけ走るのが安全でしょうが、少し遠い所へツーリングへ行くとなると、早朝に出発しなくてはいけないこともあります。そんな早朝の時間帯は雪が降っていなくても、路面凍結している道路が多々あります。
少しでもそういった不安がある場合は、交通量の多い幹線道路などをルートに組み込みましょう。普段は交通量が多くて避けがちな幹線道路ですが、寒いこの時期、交通量の多さが路面凍結のリスクをかなり低くしてくれます。
距離は短め
寒い中走り続ける冬のツーリングは想像以上に体力を消耗します。重いウエア、路面への気配りなどなど。
わたしの場合、冬ツーリングはせいぜい300kmくらいが限度です。
これくらいならオール下道でも朝に家を出発して夕方には帰宅できるし、翌日以降に疲労を残さずツーリングを楽しめるという経験則から来る数字です。
あしがくぼ集合!
話しがそれましたが、ようやくツーリング当日の話しへ移ります。
本当なら月1回の貴重なツーリングのため、早朝からみっちり走りたい気持ちがありましたが、冬の山道を早朝から走る気にはなれないため、遅い目の9時半に「道の駅果樹公園あしがくぼ」集合としました。
といっても、あしがくぼへ向かう299号の温度計はマイナス2度とキンキンに寒い状況でしたが、交通量の多い道は路面凍結のリスクが少なく、心配せずにガンガン走ることが出来るので安心です。
到着すると既にむつきちゃんさんがおりましたので、初めましてのご挨拶。
そうこうしているうちにmamoruさんとのりまつさんも到着です。この3名、既にぼっちバイカーさんの林道ツーリングで面識があったようで、あっという間に和気あいあいという雰囲気になりました。ありがとうぼっちさん。こうやって輪が広がって行くんだな…。
メンバーのバイクがそれぞれ珍しい部類に入るバイクということで、自然とバイク談義にも熱が入ります。あしがくぼにいた他のベテランライダーさん達(この時期この時間ここにいるってことは皆さん頭おかc…)も物珍しそうに声を掛けてくださりました。
話しが盛り上がり、出発時間を既にオーバーしてしまいましたが「今日はまったり走ります!」と予め宣言しておいたので気にしないスタイル。冬ツーリングはのんびりくらいがちょうどいい、のです。
パワースポット「三峯神社」
あしがくぼを出発し、まずはじめに向かったのは秩父の山奥にある「三峯神社」。
すんごいパワースポットと話題の神社です。わたしも何度か来たことがありますが、そんなパワースポットだと知りませんでした。もんげーらしいですよ。
普段なら車通りの少ない奥秩父の140号、冬のこの時期は三十槌の氷柱が見られるとあって、多くの車やバスが走っています。さらに、これ目当てのハイカーも多数おり、交通状況はあまりよくありませんでした(汗)
山道で遅い車をパスできる場所もなく、寒いし無理は禁物と流れに乗って走ること1時間ちょっと。ようやく三峰神社に到着。バイクの駐車料金は200円なり。1月下旬の日曜日。人気の三峯神社もさすがに空いているかなと思いきや、車の駐車場は半分以上も埋まっており、参拝客もそれなりにいてビックリです。
険しい斜面の参道をブーツ履いたごつい集団がハァハァ息を切らしながら登ります。
1月上旬の何もない日曜日の午前中でしたが、参拝するのに5分近く並びました。これが関東屈指のパワースポットパワーなんでしょうか。せっかくここまで来たので、我々も並んで、5000兆円手に入りますように!と念じてきました。これで2018年以降、死ぬまで安泰です。
樹齢800年を超すご神木。
拝殿前に2本あり、見た目もさることながら、パワーがもんげーらしいとか。とりあえず5000兆円もらえるよう真剣に願っておきました。
遥拝殿(見晴らし台)からの素晴らしい景色。
お参りし、絶景を堪能し、足早に退散です。
毎月1日には御利益がすごいと噂の「白い氣守」が頒布されます。この御守りを求めて早朝から長蛇の列が出来るそう。暖かくなってきた3月や4月に「白い氣守ゲットツーリング」に行きたくなってきました!
隠れた名店!?「そば福」
お腹も減ってきたところでランチへ向かいます。
mamoruさんにこのあたりの美味しいお店をお聞きしたところ「そば福」というお蕎麦屋さんが有名とのこと。そこにします!聞くところによると、かなりの人気店で午前中のうちにお店が閉まってしまうこともあるのだとか…それ、絶対に美味しいやつ!
念のため、三峯神社を出発する前に電話で確認すると「大丈夫ですよー」と教えていただいたので、「そば福」目指して下山です。
パーッと走ること30分程度、山奥に佇む「そば福さん」に到着。
こんな山奥にある、立地最悪なお店にも関わらず(失言)駐車場は満車に近い状態!これはかなり期待できる!ちなみに、駐車スペースは砂利になっているのでバイクの場合、注意が必要です。
5分ほど店先で待ち、入店。
どれにしようか悩みまくった挙句、スタッフの方がオススメと言っていたくるみざる(大盛り)を注文。
ドン!
おいしい!くるみの甘味とそばが絶妙に絡んで美味しい(語彙力)
やはり、「ツーリング+山奥+そば」の組み合わせでハズレを引くことは滅多にありませんねー。そば福さん、繁忙期には手打ちのソバが午前中でなくなってしまうこともあるそうなので、お店へ向かう前に一度電話で確認してみるといいかもしれません。
KTM、ハスクバーナ談義
「そば福」を後にしたわれわれは、少し山道を走ってコンビニでコーヒーブレーク。何かと共通点の多いKTMとハスクバーナ。あのパーツはどうのこうの、あの車両はどうのこうの…いろいろと話題が付きません。
スケジュールぎちぎちのツーリングだとのんびり会話も楽しめませんが、時間に余裕があるためコーヒー片手にいつまでも語っていられます。たまには、こうやってチルアウトを感じるツーリングもいいよーいいよー。
FE501SMのキックで遊ぶのりまつさん、かっこいい!わたしは一回も使ったことないけどね(セル至上主義者)
その後、「道の駅ちちぶ」へ向かい解散となりました。
時刻は15時過ぎ。概ねスケジュール通りに進行でき、ほどよい時間に帰宅できそうです。最後にトラブルが発生しましたがが、これにて冬の秩父ツーリング終了。
参加して頂いた皆様、どうもありがとうございました。暖かくなってきたら、雁坂トンネルを越えて甲府まで遠征しに行きましょう!
FE501SMで初めてツーリングへ行った感想
今まで501は街乗りでだけでしたが、初めてFE501SMでショートツーリングへ行ってきました。ファーストインプレッションを書いておきます。
お尻痛い
軽く街乗りしているときはそこまで気になりませんが、今回250kmとまとまった距離を走って初めてお尻がジンジンと痛くなりました…。オシリイタイよ…。
これが俗にいうオフ車乗りの「尻痛い問題」ってやつか!と軽く感動…。
この「お尻痛い問題」は慣れてくるとみんな言うため、どんどんツーリング行けってことですね。そのうち時間が解決してくれるハズ。手っ取り早くハイシートを導入すれば、もっとマシになったりするんですかね?次ディーラーへ行ったときに相談してみたいと思います。
燃費いい
タンク容量が9リットルのFE501。
今まで街乗りだったため燃費計算していませんでしたが、今回初めて燃費を調べてみると、1リッター/20kmくらいは余裕で走ってくれました。恐らく、どんなにぶん回しても無給油で150kmくらいは走れそうな感じです。これなら高速道路も少し安心して長距離走れそうですね。
ただし、タンク容量が9リットルありますが、少し変わったタンク形状から9リットル丸々使えるわけではなさそうなので、今後は「150km走ったら早めに給油」を心がけてみようと思います。
キーレスやや不安
FE501はオフロードレーサーなので、鍵がありません()
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・・
・・・
・・・・
・・・・・
キーがないんです()
ハンドルロックは付いてますが、皆さん口をそろえて「アレは使わない」と言います。ええ。あんなのはおまけでハリボテみたいなもんです。
嘆いてばかりですが、便利な点もあります!
ハイテクなキーレス(物は言いよう)を採用しているため、皆さんが休憩後の出発でもたついている間に、スターターを押すだけで秒速で暖気運転をすることができます!
わたし「さて、出発しようかな」
(1秒後)キュルキュルキュル、ドドドドー、ブオーンブオーン!みたいな。
(ポケットやカバンをまさぐる必要なし)(無心でスターター押すだけ)(ギア入ってたら死ぬ)
しかしながら、鍵という失くしやすい「荷物が1つ減る」、「暖気開始まで1秒」とすごく便利な反面、ツーリング先でのセキュリティに少しだけ不安が生じます。休憩や食事で少し目を離すくらいならいいんでしょうが、駐車して長時間停めっぱなしというシチュエーションはやや怖いですね…。
そもそも、「FE501がキーレス」ということを知っている人が少ないと思いますが、自衛としてなんかしらの対策を試みた方が精神衛生上好ましいように思えてきました。
キーレス()でツーリングを楽しんでいる先輩ライダーの皆さん(極めて少数)!なにかいいセキュリティ対策がありましたら教えてください!!即採用します!!!
まったり走れる
R6に乗っているときはアクセルをグーンって捻ると、どこまでもグーンと加速してくため、あっという間に法定速度になってしまう場合がほとんどでした。
しかし、FE501SMはそもそもギア比がR6とは大きく異なるため、今までのような走り方が出来ません。トコトコとSSの後をついていくような走り方がしっくりくるような気がします。
他にも細々とした感想はありますが、ざっくりこんなところですね。
まだまだたくさんツーリングに行かないとわかりませんが、とりあえずFE501SMでもツーリングを楽しめそうな予感がしてきました!春が待ち遠しいですねー。
次は2月上旬のあんこう鍋ツーリングで大洗へ行く予定があります。
FE501SM初の高速道路デビュー…きっと苦痛でしかないけど、そこを乗り越えることが出来ればロンツーもガンガン行けることになるので、頑張らないと。
おしまい。