夏休みを取得し、久々に京都へ帰省してきました。
夏の京都
毎年、年末年始に京都へ帰省していましたが、今年は夏に帰省しました。
京都へは学生の頃から何度も一人旅で来ていて、結婚後は帰省で京都へ何度も足を運んでいますが、夏の京都なんてすごく久しぶりです。
京都はよく「盆地だから夏は暑く、冬は寒い」と言いますが、わたしの住む埼玉も負けじと暑いし「大したことないだろ」と思っていました…。
今だから言えるけど、そんな勘違いをしていた自分を殴ってやりたい！
自宅から京都まで約500km・6時間
今回も車で帰省しました。
自宅から京都まで約500kmですが、往路は３回休憩を挟んで６時間でブーンと到着することができました。飛ばしたわけでもなく普通に走って６時間。平日の夜間でトラック多めでしたが、休日の夜間だと５時間あれば行けそうです。
事実、復路は日曜日の夜間に京都を出発し、５時間で帰宅することができました。なので500km程度であれば車で５～６時間が目安ですね。
観光どころではない暑さ
これから夏休みで京都観光を検討している方に向けて言いますが…
夏の京都はこない方が賢明です。
もっと具体的にいうと、最高気温が３５度を超える京都での観光は大変です！
新緑がまぶしい５月までは気温も穏やかで最高ですが、梅雨が明けた７月と８月は暑くて観光どころではありません。９月も残暑がきついでしょうから、７～９月に観光したいがために京都へ来ることはオススメできません。観光するには暑すぎです。歩くのも暑い、バスを待つのも暑い、ご飯を食べるために並ぶのも暑い、タクシーを拾う間も暑い…まさに地獄のようでした。
大人でさえシンドイので、小さい子連れならなおさらのこと。
涼しいタクシーを１日借り切って観光するなら別ですが、市バスや電車を使い、徒歩メインで京都観光を考えている人は本当に考え直したほうが良いです。祇園祭やこの時期にしかやっていない特別拝観がお目当てなら仕方ありませんが、夏は海か山へ行った方が幸せになります。東京に比べてタクシーが安いのでバンバン使えますが、1人旅だと交通費の負担も大きくなってしまいがちです…。
かくいうわたしも、今回の帰省で５日間京都に滞在しましたが、社寺大好きな自分が今回の帰省で回れた場所はたったの１社のみ。払った拝観料はたったのわずか６００円だけ。事前にあちこち見て回ろうと行きたい社寺リストまで作成していましたが、あまりの暑さに心が折れました。
夏の京都は危険、おじさんとの約束な。
清涼感マックスの下鴨神社「御手洗祭・足つけ神事」
今回の帰省で唯一観光できた場所が下鴨神社です。市バスで出町柳駅まで行き、鴨川デルタを眺めながら歩いて「糺の森」へ向かいます。
ひんやりと涼しい糺の森を抜けると、姿を現すのが「下鴨神社」です。京都大学のある出町柳から歩いて10分程度、街中にこんな大きな敷地の自然があるのはとても羨ましい限りです。
境内を歩いていると、ちょうど御手洗祭りがやっていたので灯火料を払い、普段は入ることのできない御手洗池へ突入します。水はわたしの膝下くらいまであり、キンキンに冷えていました。中には水着姿の子供たちもいたので、地元の子供でしょうか？水遊び代わりに利用する方もいるんですねー。
平日の１１時頃に来ましたが、混雑もなく、のんびりと冷たい御手洗池を堪能することが出来ました。冷たい水に浸かりながら献灯し、御神水を頂き、子供たちのためにマジカルストーン（）をゲット。
御手洗祭り、夏の暑い京都にうってつけのイベントでした。
その後は上賀茂神社へ行こうと計画していましたが、うだるような暑さに辟易してしまい、思わずタクシー乗車。一乗寺でラーメンを食べ、市バスで帰りました。この日の観光は時間にして３時間程度…京都らしい観光要素はこれでおしまいです(真顔)。
京都グルメ
観光要素はほぼ皆無でしたが、子供を連れて、はたまた妻と二人でちょっとした京都グルメを堪能しました。
高安
まずは一乗寺にあるラーメン屋さんの「高安」。
ラーメンも普通に美味しいのですが、ここのお店はラーメン屋らしからぬ子供向けサービスが充実しているため、是非家族みんな子連れで訪ねて欲しいお店の一つです。子供用イスはもちろんのこと、テーブルチェアや子供用食器、小さい子供が食べやすいように麺や唐揚げもカットしてくれます！
下鴨神社の後に一回行き、後日、子供を連れて家族全員で二度目の利用をしました。一番のオススメはすじラーメン。すじラーメンがあるときはこれ一択！！
それと巨大なからあげもオススメ。
唐揚げは、食べきれない時にドギーバックに入れて持ち帰ることも出来るので、ラーメンと唐揚げのセットに挑戦してみる価値はあります！女性はしんどいでしょうが、男性ならペロッといけるはず。
天下一品
京都はラーメン激戦区で至る所にラーメン屋さんがありますが、関東でもよく見かける「天下一品」へ行きました。総本店が一乗寺にあるのですが、わたしが寄ったのは南座前店です。南座の前、菊水の横にある立地最高なこちらのお店、初めて入りましたがうなぎの寝床のような店内で、清潔感ゼロでした…
関東で食べても味は変わらないのでしょうが、京都で久々に食べた「こってり」は身に染みました。総本店に一度行ってみたいのですが、一乗寺へ行くとついつい高安に行ってしまいます…。
天周
祇園にある「天周」。学生の頃から通っているのでかれこれ１０年くらい前から知っているお店ですが、久々に行ってみるとカウンター席とキッチンがキレイになっていて、いい感じになっていました。
メニューが少ないので迷うことありませんが、天周といえば「穴子天丼」です。ご飯の大盛りは無料なので、食べ盛りの方は迷わず「大盛りで！」と注文しましょう。
ランチでは１日１０食限定のかき揚げ天丼もありますが、開店早々に売り切れてしまうので、かき揚げが食べたい方は１１時前に並んでいる必要があります。
祇園小石
京都には数多くのスイーツ店がありますが、妻とわたしのオススメの一つが祇園にある「小石」。似たような名前の「小森」も近くにありますが、こちらの方がアクセスもよく、入りやすい雰囲気が好きです。
チョイスとしてはベタでしょうが、期待を裏切らないここの甘味はいつ来ても感動します。何を食べても美味しいです。
超どうでもいい余談ですが、めっちゃかわいい女性店員さんがいたんで、男性諸君は綺麗な身なりをして訪れてみてください。行くなら平日の昼間なッ！
ザ・スリー・ベアーズ
京都で久々に妻と二人っきりで食事へ出かけました。向かった先は妻の希望で烏丸通沿いにある「ザ・スリー・ベアーズ」という、洒落たお店。
男であるわたし的には「ふーん…」て感じでしたが、女子な妻はキュンキュンしていました。なんでもこの食器見たさにやってきたのだとか…。
女子たちで来るには最高なお店なんでしょうが、男のわたし的にはイマイチなお店でしたね。こんな上品なものより、なんかこう、ドーンって感じの雑な料理が得意分野です…。
５５１
京都グルメではないでしょうが、関西に来ないとありつくことのできない５５１の肉まんは関東人からしたらのどから手が出るほどの名グルメではないでしょうか(言い過ぎ)
京都で５５１を買うには、京都駅構内のお店だけでしか買えないとばかり思い込んでいましたが、高島屋と大丸の地下１階にも出店しているという衝撃の事実を今回の帰省で初めて知りました…。あんな街中で買うことが出来たなんて…。
温かいうちにカラシ醤油をつけて食べる５５１はまさに最強の食べ物です！関東でもたまに百貨店のフェア等で販売していますが、これがいつでも食べられる関西の人は羨ましいです。
肉まんだけでなく、ヅッキーさん(id:grgr_bnbn)が大絶賛していた肉団子も併せて購入！
10個入り200円という爆安さと、昔ながらのシンプルな味わいは癖になりそうですね。部活帰りに551があったら毎日この肉団子を買っていたでしょう…。
カフェセルジュ
妻が待ち合わせの時間になっても現れないなーと待ちぼうけしていると、どうもこっそりとフルーツサンドで有名なカフェセルジュに寄っていたそう…。待ち合わせ時間にも関わらずフルーツサンドを食いに行く神経を疑いましたが、この写真を見せられれば納得いきました。
写真で見てもふわっふわ感がすごく伝わり、端的に行って死ぬほど美味しそうなフルーツサンドです。合流後の妻も言い訳などせずに「美味しかった」しか言わないくらい絶品なので、次回は是非とも家族で行ってみたいです。
バブルマーケットのタピオカ
京都グルメでもなんでもありませんが、現在、妻が謎にタピオカにハマっており、京都でたくさんのタピオカジュースを飲んでいました。
その中で最も美味しかったのが、新京極にある「バブルマーケット」のタピオカなんだとか。正直、わたしにはどこのタピオカでも一緒だと思うんですが、やたらと「ここのタピオカは美味い！」を連呼していたので、寺町と新京極の商店街を歩いていてのどが渇いたときはご賞味あれ！
観光だけじゃない京都の楽しさ
暑さのせいでちっとも観光気分を味わえなかった今回の京都帰省ですが、何の気なしに街中をぶらぶらしていても面白いのが京都のいいトコロ。個人的に好きなところは街の至る所に水があり、普段住んでいる地元とは違った楽しみ方があちこちで見受けられます。
至る所で趣のある風景が見つかるのも魅力的ですね。
四季を通してそれぞれの良さがあるので、暑くて堪えましたが、夏の京都も良かったです。川床で優雅にご飯とかもいいですし、涼しくなった夕方の鴨川でチルアウトするのもいいし…夏ならではの楽しみ方があるのも事実！
次に京都へ行くとしたら、年末年始、冬の京都でしょうが、その時はがっつり観光を楽しみたいと思います。
おしまい
