2024年12月に読んだ本たち。
星なき王冠 上下・ジェームズロリンズ
シグマフォースシリーズでお馴染みのジェームズ・ロリンズの新しいファンタジーシリーズ。
アクション映画が好きなら読んでて絶対に面白いやつ。
「構想に10年」というだけあり、内容てんこ盛りの壮大なファンタジー小説なんですが、悪党たちの圧倒的な破壊スケールや戦闘シーンはシグマフォースを彷彿とさせる何かがあり、今までにはない斬新なファンタジー感じがすごい。
世界観は「新世界より」とか「十二国記」とかに似ているので、そういうのが好きな方は読みやすいかも。
「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか?・今井むつみ
コミュニケーションとってると、双方にズレ=「認知バイアス」あるよねって話し。
この手のネタはよくビジネスセミナーでもあるけど、こちらに書かれている内容はまさにそういった内容でした。
「自分が伝えたいこと」を相手に寄り添って・相手の気持ちになって伝えるコミュニケーションを模索していくのが大事。
30代になって、ようやく相手の気持ちや社内での立場を考慮してコミュニケーションすることの大切さを学びました。
正しいからといって一方的に語るだけじゃダメなんですよねー。人間ってめんどうくさい。
メタ思考・澤円
作中では「エイリアス」と表現していましたが、これは私も普段から似たようなことを意識しており、私の場合はあらゆる場面において「本来の自分」+「バッファーとなる薄皮一枚を身に纏う」イメージで生活しています。
例えば、職場でストレスがかかる業務をおこなっていても、薄皮1枚の部分でそういった仕事ストレスを受け止め「まーた仕事でめんどくせー問題起こったな。けど、明日以降じっくり対処すればいいし、早く帰ってゲームしよーっと。」と、普段の自分と切り分けて考えることで、ストレス社会を乗り切るように努力してます(この例え方間違っている気がするけど…)。
あと、30代後半になって、作中表現でいう「ピボット」は本当に大切なアクションだなと共感しました。
仕事でもプライベートでも少し余裕ができたこのタイミングで様々なコミュニティに触れていき、見分を広げることはとても大きな意味があると痛感している今日この頃。
京都寺町三条のホームズ 21巻・望月麻衣
京都好きで読み始めたこのシリーズも21巻。
重くないミステリー、なおかつ、作中に出てくる京都の名勝がほとんどわかるので、作中の京都あるあるが共感できてとても楽しみにしているシリーズの一つ。
個人的には、こち亀のようにほぼ一生続いてほしいシリーズです。
推しであるイーリンが主役だったので、とてもよかった!
暗殺者グレイマン・マークグリーニー
2023年から2024年にかけて、サラ・パレツキーの女性私立探偵 V・I・ウォーショースキーシリーズを全て読破したため、2025年に向けて新しい海外小説シリーズに挑戦したいなと思い、選ばれたのがグレイマンシリーズ。
なんとなくAmazonで新作小説を眺めていたらこのシリーズ最新刊が12月に刊行されており、気になって手に取りました。
毎回作中の「そんなことあるー!?」的なグレイマンの苦境に冷や冷やさせられますが、2025年は熱い漢・グレイマンの活躍を応援していきたいと思っています。
ウォーショースキーシリーズも新作が楽しみなので、和訳を早くお願いします!
2024年は忙しさにかまけてあまり読書できなかったんですが、2025年は自己研鑽としてもっと本を読めるよう、努力する所存。