年末に伊豆ツーリングへ行き、心半ばで帰る羽目になったモヤモヤを払拭するべく、寒いけど頑張って伊豆ツーリングへ行ってきました。
▼この前の伊豆ツーはこちら
- 今回のルート
- 電熱装備の有難み
- ターンパイク箱根
- 伊豆スカイライン
- シャレオツなpikiniki
- 弓ヶ浜とアイス
- 「道の駅 伊豆月ケ瀬」としいたけコロッケ
- 冬のバイクの天敵・錆対策
- ちゃんと洗車した
- バイク歴18年(ポエム)
今回のルート
走行距離は約500km。
0730に出発し、帰宅は1900でした。
海沿いの伊豆や千葉って常に10度以上ある、と勝手に思っていましたが、この日の西伊豆と南伊豆の最高気温は共に1ケタ台。
嘘だろ…?と思いつつも、この日を逃すとツーリングへ行けないため決行しました。
雪あり凍結あり、強風ありと、いつも通りの大変穏やかなツーリング記事です。
電熱装備の有難み
18歳でバイクの免許取り、バイクに乗り始めて早18年。
色々と冬のバイクウエアに悩んできましたが、結論、何着ても寒いんですよね。
下道をノロノロ走るツーリングならいざ知らず、高速道路を100km/h近くで1時間以上走っているとどんな服装でも寒いです。
クシタニでもHYODでもタイチでも、ひだまりのような高級インナーを着ても(着たことないから知らんけど)、最後は絶対に寒くなります。寒くなるまでの時間の差だけ。
これに関しては異論は認めないです。
そんなあなたに、電熱ウエア!!!!!!!!!!!!!
値段が高いからずっと躊躇してましたが、まじですぐに買った方がいい。
バッテリーサイズが小さいYZF-R1や他の大型SSに乗っている方は半分諦めているでしょうが、モバイルバッテリーで給電できるタイプでも十分にぬくぬくになります!
今は商品数もたくさんあり選択肢が格段に増えましたが、私は絶対にAmazonに売っているなんちゃって中国製品を買いたくない病気に罹っているので、メジャーなヒートマスターのベストタイプを使ってます。
電源となるモバイルバッテリーは、小さいバッテリーを複数持ってもよし。大きいバッテリー1つで済ますもよし。私は荷物が増えるの嫌なので、アンカーのくそでかバッテリーを1つ使用しています。
これをベストのインナーポケットに入れますが、確かに重いです。
けど、冬のバイク装備ってアウター自体がくっそ重いんで、それに比べたら全く気にならない程度。
基本的には、高速とか標高の高い場所を走るときは高モード、市街地などは中モードで使用していますが、600km程度のツーリングであれば、これ1本で持つので、日本にたくさんいるであろう冬にYZF-R1でツーリングへ行くライダー全員に布教したいです。
ターンパイク箱根
例のごとく、早朝に出発したいけど、布団からの脱出がうまくいかず、7時半に自宅を出発。
首都高はまずまずの進み具合で安心。
前回の伊豆ツーリングでは東伊豆を走ったので、今回は天城越えして、南伊豆から時計回りに伊豆をぐるっと回る計画。
南伊豆へ向かうルートとして、東名で沼津まで行ってそこから修善寺・天城へ向かうのもありですが、どーせ帰り道にそのルートを通ることになるので、小田原まで高速を使い、久々にターンパイクと伊豆スカを走るルートをチョイスしました。
トイレ休憩のために海老名下りで休憩。
道中に見かけることのなかったライダーがちらほらいて、少し安心しました。
お次はターンパイクの小田原料金所。
事前調べで、「ターンパイク+伊豆スカイライン」の割引チケットがあるとのことだったので、片道・冷川までのチケットを1,000円で購入し、利用しました。
お知らせ | 伊豆のお花見はスイスイっと絶景ドライブで渋滞回避!「伊豆スカイライン&アネスト岩田ターンパイク箱根」通行料金割引 | 静岡県道路公社
料金所の度に毎回小銭出すのが本当に面倒なので、有難いです。
2月のターンパイクは、数日前に降った雪が路肩に残っており、日陰の路面がうっすら光っているところも。そういう状況のため、この道を走っていて初めて追い抜くことも追い抜かれることもなく、のんびり走ることができました。
トイレ休憩のためアネスト岩田スカイラウンジに到着。
時刻は10時。
冬の早い時間ということもありますが、こんなに空いている大観山は初めてです。
ラウンジ内でテネレ700が飾られてました。
過去のSSTRで、のりまつさんが乗ってるめっちゃシバかれたテネレしか見たことなかったので、こんなにきれいなテネレを見るのは初めて(誉め言葉)。
ちなみに、ターンパイクに入ったころから、空気がやけに寒くなり、スカイラウンジの温度計を見ると-4度。路面も心なしやシャリシャリ。きっと気のせい。
必ず料金所のおっちゃんに路面状況どうなのか聞くんですが、-4度は暖かい方で、この前は-8度だったよーと教えてもらいました。恐るべし標高が高いところ。
伊豆スカイライン
こちらも、車おらず快調。
景色のいい区間は走ってて気持ちいいのですが、個人的には亀石から冷川までの、田舎っぽい風景が続く伊豆スカが好き。
シャレオツなpikiniki
伊豆スカを冷川で降り、59号を南下して天城越えしていきます。
ちょうどこのころに11時だったので、以前から気になっていた「pikiniki」でランチ休憩しました。
ファサードもさることながら、店内も圧倒的おしゃれ空間でミシュランマンみたいな恰好して、レーシングブーツで入店するには少し気後れしちゃう感じでした。
注文したのはスパイシーポークのサンドウィッチとブレンドコーヒー。
サンドウィッチってあんまりツーリング先で食べる機会ないんですが、野菜も取れてちょっとしゃれた感じもしていいですね。
お店の前と道路挟んだ向かい側に駐車場もあるため、バイク停められて、店内から風景を楽しみながら美味しいサンドウィッチとコーヒーを堪能できる、おすすめのお店。
弓ヶ浜とアイス
ランチ後は天城越えして南伊豆入りします。
天城は気温-1度で雪がチラついており路面も少し凍結気味。
下田で給油し、向かった先は弓ヶ浜。
初めてきましたが、すごくいい場所でした。
冬で風も強く、砂浜には人がいませんでした。それがまたいい。
冬の海を眺めながらいつまでも感傷に浸っていたかったのですが、寒いので撤退し、道中に気になった「岩田商店」へ。
岩田商店 - 南伊豆町その他/ジェラート・アイスクリーム | 食べログ
塩アイス(500円)を頂きましたが、めっちゃおいしいので、また食べたいお味。
凍てつく仁科峠
弓ヶ浜を後にして、西伊豆に向けて136号をすいすい進みます。
特に立ち止まることもせず、左手に見える駿河湾を横目に、車が走っていない道をテンポよく進みます。
堂ヶ島の手前から59号で山越えして西伊豆スカイラインを目指しました。
そんで仁科峠の展望台駐車場に到着。
少し歩いて展望台まで登りたかったんですが、すごい強風&わけわからんくらい寒すぎ問題のため、さっさと撤収しました。
しかし、冬の静かな高原は本当におつですよね。
夏の新緑の時期より、冬の凍てついた高原の方が好き(誰もいないから)。
本当はこのまま北上し、沼津の海岸線まで走りたかったんですが、トイレに行きたくなってきたため、土肥峠で136号へ切り替え、帰路に向かいます。
「道の駅 伊豆月ケ瀬」としいたけコロッケ
今まで何度も通過してきましたが、初めて「道の駅 伊豆月ケ瀬」に寄りました。
施設が綺麗に整っていて、使い勝手がいい道の駅です。
ちょうど小腹もすいていたので、キッチンカーでしいたけコロッケを購入。
しいたけが丸々一つ入ってるんですが、これがめちゃウマでした。
居酒屋で出したら絶対に売れる。
家族用のお土産もちゃんと買って、撤収。
芋ちっぷは美味しすぎて、家族4人で食べたら秒でなくなりました。
冬のバイクの天敵・錆対策
時刻は夕方4時。もう帰るのみ。
だけど、修善寺から埼玉まで帰るのが怠い。
あとは市街地走って高速に乗るだけで、融雪剤(塩カル)が撒かれている道は走らないので、このタイミングで自販機で水を買い一口だけ水分補給して、残りの水をR1のホイール周りにぶっかけて塩カルをあらかた落とします。
冬ツーリングって、この塩カルの後始末が地味に面倒ですよね。
帰宅後や翌日に洗車するのが一番いいのですが、時間ないときありますよね。
そういう時は、現地で水をぶっかけりゃいいんですよ(パワー)。
足回りを錆びさせたくないので、私はいつもこうやってバシャバシャと水をぶっかけて、帰りに高速でぶっ飛ばして撥水()します。
理想は2リットルの水を使ってしっかり洗い流すんですが、500mlでも表面はだいぶ綺麗になります!ずぼらなバイカーにはこの方法を激しくオススメ。
そんなこんなで、混んでる伊豆縦貫自動車道をバーンと移動し、海老名上りで小休憩し、7時過ぎに自宅へ帰ることができました。
走行距離は約500km。
雪あり凍結あり、強風ありの伊豆ツーリング、これにて完!
ちゃんと洗車した
道の駅で水ぶっかけて塩カル落としましたが、翌日きちんと洗車してYZF-R1をピカピカにしました。
出先で水掛けて塩カル落とす弊害として、ホイールの周りがめっちゃ汚れるんですよね(白目)。
でも、錆びやすく汚れたままか、錆びにくくなって汚れるの2択なら、絶対に後者の方がいい気がします。
垂れ耳R1、かわいいすぎる。
バイク歴18年(ポエム)
この記事を書いてて気が付きましたが、現在私は36歳。
18歳でバイク免許を取ったのでバイク歴18年になりました。
生まれて半分の時間、バイクに携わっている計算になります。
よくわかんないけど、なんかエモい気持ちになりました。
18年間もバイク乗っていると、転んだり事故したり、バイクの知人関係でトラブルに巻き込まれたり、はたまたバイクが原因で失ってしまった知人も数名います。
そのような様々な経験をしても、いまだ「バイク乗りたいな」って思えるんだから、体と環境が許す限り、これからもバイクに乗ってあちこち走りたいなーと弓ヶ浜で冬の荒れた海を眺めながらしみじみと感じました。また、冬の弓ヶ浜を見に行きたい。
おしまい。