弱小サラリーマンである私は、自分のお小遣いを捻出すべくFXと株をかじっております。家計の一部を流用して(;・∀・)
最近は本屋で金融工学に関する本を目にすることが多くなりました。
年初に「フラッシュ・ボーイズ 10億分の1秒の男たち」を読みましたが、
一見気難しそうで敷居が高いように思えるこのジャンル…ところがどっこい、興味のない方でもそれなりに楽しめます。
本書について、訳者あとがきから引用すると、
「物理学と金融との出会いはどのようにして起こり、何を生み出したのか。クオンツと呼ばれる理系トレーダーたちは金融界の救世主か、それとも破滅の元凶か」
金融工学がいかにして生まれ、金融の先端を行くウォール街を席巻するまでの過程が素人の私でも理解できる程度にやさしく書かれています。
そして、金融工学を駆使する<クオンツ>が目指そうとする目的は、偶然と思われる株価などの動きに規則性を見出すこと。
本書解説にも書かれていますが、そんなことが可能になれば、それはもはや偶然ではなく必然ですね!!!
そんなことが可能になったら、市場という概念が崩壊するんではないかなーと思いますが(;・∀・)
そして、完璧な規則性とまではいかないけれども、ある限られた条件下で有効な手法を駆使しているのが、現代のヘッジファンドなんでしょうね。
ちなみに、本書が発する警告として「どんなツールも使い方次第であり、使い方を間違えれば大変なことになる」と言っています。
これはビジネスにも通じる事ですね。
前提条件を過信することなく、常に検証すること。まさにPDCAサイクル。
本書を読んで改めて思うことは、現代では統計的思考能力が求められているということ。
高校数学から勉強しなおそうかなー(´・ω・`)
ちなみに、人類は約4,000年も前からデリバティブ取引を行っていたとのこと!
麦などの先物取引の記録が遺跡から発掘されたようです。
いつの時代も、リスクは付き物ですね。