さて、本題の子供の読書習慣について。
大人対策とも重複する部分がありますが、<子供用の対策>としてわたしが思うに2つのことを実践することが大切だと思います。
1.親が本を読んでいる姿を見せること
2.子供に、親が毎日本を読んであげること
1つ目は「親の背を見て子は育つ」ですね。
小さい子供は親の真似をしたがるもの。親が読書をしていれば、子供も見よう見まねで本を読みます。
もちろん、小さいうちは字も読めないと思いますが、親の真似をすることで自分もママパパと一緒で「本が読めるよー」というアピールをしてきます。すごいねーとか何読んでるのーとか話しかけて、少しでも興味を持ってもらいましょう。
本の内容なんてのはどうでもいいので、まずは「本を開く」という行為を子供にしてもらうことが最優先です。
あとは行動のパターン化もいいですね。子供の睡眠時間を考察したときにも書きましたが、食後やお風呂上りに本を必ず読むようにするとか、他の日常行動と結びつけることで常態化できる可能性もあります。
言い方は悪いかもしれませんが、乳幼児もしくはそれ以前からインプリンティング(刷り込み)していれば、何の苦も無く身に付くはず。これは読書習慣に限らず、英語などの言語学習や躾とか、全てのことに言えます。
でも、最終的には強制ではなく自分の興味で自発的行動を促すのが理想ですね。
とりあえず、親が本を読み「子供に真似をさせる」、そして「本を読む」という行為を覚えさせることが1つ目のポイントです。
2つ目のポイントは毎日読み聞かせをしてあげること。
これは(その1)でも書きましたが、大人同様に習慣付けのためです。我が家では寝る前、子供に本を選ばせて一緒に読むようにしています。寝る前以外でも、「本読んでー」と言われれば、自分の作業を中断して読み聞かせを優先してあげます。ここで大切なことは毎日継続して行うこと。どんなに忙しい日でも、1ページだけでいいので読んであげること。
本の読み聞かせは地味に苦痛です。何十回も同じ本を読まされますし、内容も大人では面白くない本もあります。
しかし、根気よく2週間くらいは継続してみましょう。
それくらい続けていれば、そのうち勝手に1人で本を読み始めるはずです。
そのためにも、子供が興味を引く本を選んであげることも重要です。
我が家の場合、最初はトミカやプラレールといったほとんど写真の本から始めていき、遊ぶ要素を含む子供チャレンジの本とシールブック、その後に市販されている文字が多い絵本とステップアップしていきました。
特にディズニー・ゴールド・コレクションが500円以下で買え、作品の種類も多いのでオススメです。それに文量もほどほどなので、大人が疲れない(;・∀・)
先に映画を見ていれば子供も見知っているため、抵抗なく読めるかもしれません。
あとは図書館をフル活用すること。
図書館に行けばあらゆるジャンルの絵本や児童書があるので、子供の興味が探れます。そして無料で借りられるので、これを利用しない手はありません。
絵本と言えどいいお値段がするものもありますし、サイズもバラバラなのでたくさん買うと収納スペースに困ります。
ただし、借りた本は子供に破かれたり落書きされないように注意しましょう。子供の手の届かない所においておくのがベストです。
字が読めない乳幼児でもこういったことをしていれば、「読書習慣」が生活サイクルの一部となり自然と身につくはずです。
少なくとも、わたしの息子はこの方法で本が好きになりました。もちろん、最初の頃は本に見向きもしませんでした。
以前はおもちゃ一筋でしたが、今では本を自分で読んだりしています。(文字は読めないけれど、読み聞かせた内容を覚えているようで、適当に1人2役とかして読んでいます)
それに、本を読んでいれば自然と文字が読みたくなると思うので、次のステップである文字学習にスムーズに移行できればいいなーといった期待もあります。
公園で体を動かすことや幼稚園等で集団生活といった社会性を学ぶのもいいと思います。でも、「何かを行う」といった「行為」の根源にはパーソナリティーが必ずあるので、パーソナリティへのいい影響という意味では「読書」が教育で一番大切なのことではないかと思います。
読書だけではなく、これらをバランスよく学ぶことが最も理想的ですね。