先日、10年以上使用していたドコモを解約しMVNOへ移行しました。
試算ではドコモからMVNOへMNPすることで、通信費が年間で10万円近く安くなる見込みです。もちろん、契約するMVNOや新しい端末の有無によって月額費用は上下しますが、どこのMVNOを選んでも3大キャリアに比べて確実に安くなることは間違いなし!!です。
世間では「格安sim」とか言われていますが「百聞は一見にしかず」ということで、わが家がこのままドコモを使い続けた場合と、MVNOを使った場合の費用を試算してみました。
ドコモの場合
わたし | 妻 | |
---|---|---|
基本プラン | 1700 | 1700 |
パケットパック | 6500 | 500 |
ずっとドコモ割 | -600 | |
spモード | 300 | 300 |
ユニバーサル | 3 | 3 |
eリビング | -20 | -20 |
消費税 | 631 | 199 |
合計 | 8514 | 2682 |
※純粋な通信費を比較するため端末代金と月々サポートはなし
親回線であるわたしの月額料金が8,514円。子回線である妻の月額料金が2,682円。基本プランは安い「カケホーダイライトプラン」を選択し、パケットパックも最安値の「シェアパック5(5GB)」に設定。それでも、夫婦2人の月額合計は11,196円。1か月あたりスマホ1台/5,000円の維持管理費がかかっているわけですね…。
このプランで1年間利用すると、年間合計134,352円となります。これがわが家における現在のドコモ最安運用です。留守番電話サービスとかケータイ補償サービスとかを全て削ってこの金額なので、一般的なドコモユーザーはこれよりも多く支払っているのが現状だと思います。たぶん。
MVNO(O社)の場合
わたし | 妻 | |
---|---|---|
基本使用料 | 1600 | 1600 |
光モバイル割 | -200 | -200 |
消費税 | 112 | 112 |
合計 | 1512 | 1512 |
1台の月額料金が1,512円。夫婦2人の月額合計は3,024円となります。
基本使用料が最安値となる1,600円のプランではデータ通信量が1日/110MBと非常に心もとない量ですが、多少の犠牲は仕方ないということで割り切って使います。1年間利用すると、年間合計36,288円。
ドコモを使い続けると…年間134,352円。
MVNOへMNPすると…年間36,288円。
その差、年間にして98,064円で約10万円となる試算です。毎年、スリップオンマフラーが1本買えちゃうという不思議。
通信費が安くなるけど、デメリットも多いんでしょ?
上述したように、コスパ至上主義者なら間違いなくMNPしてMVNOに移行したほうがお得です。今契約しているキャリアの2年縛りの違約金やMNP手数料がたとえかかったとしても、場合によっては今すぐにでも解約した方が得する利用者が多いと思います。
MVNOの良いことばかり述べましたが、デメリットもいろいろとあります。
- 通信環境が心もとない(遅くなるけど我慢、通常利用には問題なし)
- キャリアのアドレスが使えない(←そもそも、使ってない)
- 手続きが煩雑(MNPの手続き自体は正味30分あれば終わる)
- サポートが無くなって不安(そもそも、サポートなんて不要)
- 通話料が高くなる(そもそも、あまり通話しない)
思いつく限りのデメリットを挙げましたが、通信環境の変化が最も如実です。
データ通信が集中する時間帯(お昼とか夕方)にデータ通信すると、ドコモの時と比べてくっそ遅くなりました。でも、安くなったんだし許容範囲内です。
デメリットの中でよく聞くのが「MNPって手続きが複雑で面倒なんでしょ?」という声。これは保険と一緒の手口で契約するときは簡単だけど、いざ保険金をもらおうとすると煩雑な手続きが必要となる「利用者の心を折る作戦」にまんまと引っかかっています(嘘)。ドコモユーザーだったわたしがMNPした手順を簡単にまとめると以下の通りです。
- 移転先のMVNOを検討(たくさんあって、ここが1番大変)
- AmazonでMVNOのアクティベートコードを事前購入(所要時間5分)
- マイドコモからMNP番号を予約(作業時間5分)
- アクティベートコードが届いたら、simの申請手続き(所要時間10分)
- simが届いたら、simを差し替えて開通設定(所要時間10分)
ドコモショップへ行く必要が無く、全てネット経由で済ませることができます。sim配送に時間がかかったりするため、移行期間の目安として「1週間」を見ておけば大丈夫です。
ドコモ回線を使い続けることも考えたけど…
せっかく10年以上契約しているドコモ回線だったので解約するのはもったいない。そこで、新たにDSDS端末を購入して「ドコモのガラケー通話プランsim」と「MVNOのデータ通信のみsim」のsim2枚で運用していく方法も検討してみましたが、ドコモの長期利用回線を今後も維持していくメリットが全く見いだせなかったんですよね…。
茸よ、滅びろッ!
ドコモを含む3大キャリアが「通話+データ通信2~3GB」で月額2,000円運用できるような超画期的なプランを提案してくれるならすぐにでもカムバックしますが、現状のままなら3大キャリアへ戻ることは金輪際ないと思います。
通信費が年間10万円近く抑えられるのでこれを元手に子供たちの習い事を新たに始めるもよし、毎月1回家族で外食に行くもよし、貯蓄に回すもよし、住宅ローンの繰り上げ返済に使うもよし…と夢が広がる話しでした。