バイク初心者の誰かが言った。
「静岡おでんを食べたい」と…。
- 事の発端
- おでんツーリングのルート
- お目当ての静岡おでんは「大やきいも」
- 悲劇は突然やってくる…
- あきらめたらそこで試合終了ですよ…?
- インスタでいいね欲しさに「ななや」へ
- 富士宮焼きそばも食べたい
- 静岡おでんツーリングを流行らせたい
事の発端
時は遡ること数週間前。千葉ツーリングにレンタルバイクの「F3 800」で参戦したA氏が「次はおでんを食べに静岡へ行きたい」と言い出した。
わたし「静岡って遠いですよ?」
A氏は数年振りにバイクに乗り、わたしが適当に連れて行った千葉ツーリングが想像以上に楽しかったようで、「もっと遠いところまで行きたい」と言った。そんな彼の気持ちを無下にすることも出来ず、「おでんを食べるために静岡へツーリングしにいく」というちょっと頭がおかcツーリングを計画し、実行してきました。
おでんツーリングのルート
静岡おでんツーリングのルートはこんな感じで、走行距離は約450km。リターンライダーであるA氏は、復帰2戦目にして長距離できつかったかもしれませんが、静岡おでんのためなら仕方ないよね!
お目当ての静岡おでんは「大やきいも」
このツーリングのお目当ては静岡おでんのお店「大やきいも」さん。
→https://tabelog.com/shizuoka/A2201/A220101/22000150/
A氏が事前調査した結果「ここへ行きたい!」とのことなので、10時のオープンと同時に到着するよう早めに集合することに。てなわけで7時に港北PAに集合しました。
わたしの、品格あるYZF-R6くん。
添加剤の効果がちっとも体感できませんでしたが、オイル交換直後なのでフィーリングがヌルヌルで気持ち良くエンジンが回りました。宝の持ち腐れかもしれませんが、次回以降もレプソルオイルとHirokoのヒートカットの組み合わせでいいかもしれない。
レンタルバイクのA氏はMT-09で参戦。
「SSも良いけど他の種類のバイクにも乗ってみた方がいいですよー」と「(早くバイク沼に堕ちねーかなー)」と内心期待を込めてオススメしたのがMT-09。A氏がレンタルしたのは17年モデルではなく、16年モデル。前日の夜に借りてきて軽く街乗りしたそうですが「すっげー乗りやすい!これ買うわ!」とご満悦の様子。そりゃ、前回の「F3」と比較したら、たいていのバイクは教習車並みに乗りやすいですよ…なんて野暮なことは言いません。堕ちろッ!!!
一路「大やきいも」まで東名高速を西へトコトコと向かいます。道中、想像以上に寒くておでんを食べる前にフライングでカレーうどんを補給したり、写真を撮ったりワイワイガヤガヤ。
「インスタは料理を真上から撮るんだぜ」って妻から教わったので実践。
ふっじさーん。高さは3776mで語呂は「みななろう(皆成ろう)」。
悲劇は突然やってくる…
お店がオープンする10時前に「大やきいも」へ到着。しかし、どうも様子がおかしい。活気が全く感じられないのである。
食べログの評価を見る限りでは人気店らしく、人だかりがあってもいいのだが、店前には人っ子一人いない…
恐る恐るお店の入口へ近づいてみると…
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ドン!
3月20日は定休日(ドヤッ)
完全にハメられた(A氏に)…
あきらめたらそこで試合終了ですよ…?
しかし、我々は諦めない。口の中は完全に静岡おでん一色!なんのために静岡までツーリングしにきたと思っているんだ!駐車場で泣きながらググると近くに「おがわ」というこれまた名店があるそうなので、そちらへ突撃することにしました。
→https://tabelog.com/shizuoka/A2201/A220101/22000530/
駐車場が見当たらなかったので、店頭にいたおばちゃんに声を掛けると「その辺に止めておいていいよー」とのことなので、お店の前にバイクを停めさせてもらいました。なお、車は路面駐車できます。
そして、念願の「静岡おでん」とご対面!!!!!!!
本当に出汁は真っ黒で、だし粉を豪快に振り掛けて頂きます。味は関東のおでんより濃くて甘め。具も「黒はんぺん」や「しのだまき」、「しらやき」など今まで食べたことがない物も数多くありました。定番の「牛すじ」や「だいこん」も旨いんだこれが!肝心の美味しさがちっとも伝わっていないと思いますが、埼玉から静岡に来るだけの価値は十分にあったことは間違いないです。それに、1品90円~とお手頃価格のためお会計を気にせずにバクバク食べられます。これ、アルコホール飲むと最高に楽しいやつじゃん…
味もイケてますが、店内もイケてます。
夏は本当にかき氷とおでんを一緒に食べるんですか?静岡市民さん!?
インスタでいいね欲しさに「ななや」へ
念願だった静岡おでんを食べたので本日のミッションはコンプリート。ちなみに時刻はまだ11時前。
これ以降はツーリングのオマケ要素。
自称インスタグラマーであるA氏(フォロワー2名、投稿数0らしい)は女子受けするお店に行きたいという控えめに言ってもゲスな理由から、スイーツのお店「静岡抹茶スイーツファクトリーななや」へ向かいます。
東京の青山にもお店がありますが、本場の味を経験しておかないと語れないよね。
11時のオープン前に到着しましたが既に10名ほど並んでいる人気店。並んでいるのはカップルや女子ばかり。そこへごついバイクで乗り付け、ごついバイクファッションで並ぶ男性2名。周りの目は気にしない主義。
このななやさん、自称「世界で1番濃い」抹茶ジェラートが人気だそうで、濃さが7段階もあります!当然一番濃い味の7番を注文。確かに、よそのお店で食べる抹茶系アイスよりも濃い。濃すぎるくらい。家系ラーメンで例えると「濃いめ多め」って感じ。
富士宮焼きそばも食べたい
抹茶ジェラートを堪能した後は、せっかく静岡県まで来たのだから富士宮焼きそばを食べて帰ろうと富士宮市を目指します。人気店と思われる「うるおいてい本店」へ13時過ぎに到着しましたが、外のベンチには待ち人がたくさん…。
→https://tabelog.com/shizuoka/A2204/A220401/22000675/
待つのも嫌なので寄らずに、富士山のふもとにある「富士ミルクランド」へ。
あさぎりミルクのジェラート。
動物ふれあい広場や遊具がたくさんあり、ファミリーで賑わっていました。バイク駐車場で出発する準備をしていると他のバイクの団体さんが到着。
他の人「こんにちわ!」
わたし「ちわ!寒いですねー!」
他の人「かなり冷えますね。今からアイス食べるんですが心配です。」
わたし「心配しなくても大丈夫です!確実にお腹が冷えてキュルキュルしますから(実体験)」キリッ
仕事関係の交流会だと隅の方で貝の真似して一人でご飯ばかり食べているのに、バイクに乗っているとこんなに社交的になれるという不思議。
それにしても富士山のふもとはもの凄く寒い。静岡市が最高気温17度という予報だったので以下の装備で走っていましたが、寒くて寒くてつらかったです。
上半身:冬用タイチパーカー(インナーなし)、Tシャツ、極暖
下半身:防風デニム、極暖
このほか、寒いとき用にユニクロのウルトラライトダウンを持っていましたが、それを着込んでもまだ寒い。市街地の気温ばかり気にしていて、富士山周辺の気温の低さには気が付きませんでした。反省…。
ここから山中湖、道志みちを経由して高速で帰る予定でしたが、山中湖の手前で時刻はすでに15時過ぎ。暗い中、渋滞した高速を走るのはA氏も不安でしょうから山中湖手前のコンビニで引き返してそのまま帰路へつくことに。
静岡おでんツーリングを流行らせたい
いやはや、最初は埼玉から「おでん」を食べるためだけに静岡へ行くのは狂ったツーリングのように思えましたが、結果オーライ。静岡おでんは偉大でした。静岡に行ったらヤマハ本社のコミュニケーションプラザへ行くのもいいけど、断然おでん食べ歩きの方が満喫できること間違いなし。わたし的にはね。
どなたか、夏になったら「かき氷+おでん」を食べに行きましょう。たぶんコレジャナイ感がすごそうですが、本場の方がオススメしているんだから美味しいはず!
(2017年8月2日追記)
暑い夏に、おでん食べに静岡へ行きました↓↓↓