早いもので、2017年もそろそろ半年が過ぎようとしています。
住民税の通知書がようやく届いたので、そろそろ29年度のふるさと納税の寄付先を本格的に探そうとしていた矢先、「返礼割合を引き下げるゾ( ゚Д゚)オラ」という電撃ニュースを目にしました。
総務省はお怒りの様子
4月1日付の総務省通達によると、「ふるさと納税の返礼品の価格について、速やかに、寄付額の3割以下に抑えるよう全国の自治体に要請」したそうです。この通達に強制力はないそうですが、従わない場合は個別に指摘したりするそうなので、事実上の規制だと思われます。
この規制によって返礼割合(還元率)を3割以下にするということは、今まで1万円寄付して5千円相当のお礼品をもらえていたのが、3千円程度になってしまいます。それでも1万円を黙って天引きされるより、ふるさと納税で1万円を寄付し3千円相当の返礼品をもらえるのはとてもありがたいことなので、節税対策として続けますが、「1万寄付して、お肉5キロもらったー」とか言えなくなるのは悲しいことです。
それに加えて、以前から問題となっていた金銭類似性の高い返礼品(電子マネーやポイント、商品券.etc)もダメになったそう。あと、高額な商品なども。近年、ふるさと納税は加熱しすぎた感がありましたが、とうとうか、という感じです。
ふるさと納税神話、オワタ…。
まだ間に合う自治体もたくさんある
しかし、落ち込むのはまだ早いです。
スラムダンク風に言うなら「まだあわてるような時間じゃない」。
通達を受けて、既に返礼割合を3割以下に調整している自治体もありますが、現時点では、まだ多くの自治体が返礼率を引き下げる前なので、コスパ重視でたくさんお礼品が欲しい!と思っているなら、早いうちに限度額まで寄付することをオススメします。駆け込み需要も十分に予想され品切れが起こりそうなので、可能であれば今月中に全額寄付し終えたいところです。
新潟県燕市の場合
ふるさと納税サイト [ふるさとチョイス] | 新潟県燕市[つばめし]のふるさと納税で選べるお礼の品・使い道
例えば、わたしが気になっている新潟県燕市は2017年10月1日以降の寄付から返礼率を引き下げる、とアナウンスしております。9月末までのふるさと納税なら、今まで通り返礼割合が高いお礼品をもらえるわけです。
その中で気になっているのが、2万円の寄付でもらえる「水きりカゴ」(主婦目線)。Amazonで値段を調べると、約1万3千円でした。くっそ高級品のカゴ。
9月末までに2万円を寄付すれば、上の水切りカゴが返礼品としてもらえるため、寄付に対するリターンはなんと驚異の65%となります。それが、10月以降の寄付では、4万4千円ほど寄付しないと1万3千円相当のお礼品はもらえなくなってしまう計算です。
もしその額になったら、絶対にふるさと納税では寄付しない(真顔)。
長野県小谷村の場合
ふるさと納税サイト [ふるさとチョイス] | 長野県北安曇郡小谷村 - モンベル ポイントバウチャー
以前、キャンパーのりょうさん(id:otsukimidrive) に教えてもらい、気になっていた小谷村のモンベル/ポイントバウチャーも規制対象ですね。6月末までの寄付は返礼率据え置きだそうです。モンベル愛好家の方は急いで寄付しましょう!
あくまで個人的な予想ですが…
6月末までだと、3万円の寄付で<15,000pt貰える>
↓↓↓
7月以降、予想では3万円の寄付で<9,000pt以下貰える>
たった1日の差で、6千円相当のポイントがもらえなくなってしまう可能性が。この規制を知らずに7月以降に寄付した暁には、発狂してしまいそう。
もしくは、金銭類似品と見做されてポイントバウチャーのお礼品自体なくなってしまう可能性も十分にあるでしょう。これはもう、悲しみしかない。
29年度はさっさとふるさと納税しよう
結論…今年度はさっさとふるさと納税したほうがお得!ということをわかっていただけたでしょうか?
自治体によっては既に返礼率を3割以下に引き下げているところもあれば、7月以降から引き下げますーとアナウンスしている自治体もあるため、29年度のふるさと納税を検討している方は、各自治体の返礼割合引き下げのタイミングを事前に確認しておきましょう。数日の差で泣きを見ることになるかもしれません。
また、繰り返しになりますが、返礼割合引き下げ直前は駆け込み需要で人気の高いお礼品が「品切れ」になることも十分に予想されるため、29年度のふるさと納税は早いうちに、できれば6月中にでも上限額まで寄付しちゃったほうがお得ですよー、という話しでした。