埼玉スタジアム2002でスズキの試乗会が開催されるということで、参加してきました。気になるバイクに乗れたのはいいけど…。
ファンライドフェスタ
ファンRIDEフェスタとは、スズキが主催する「ニューモデルを中心に集めた大きな試乗会」だそうです!
試乗会なんて普段なら気にも留めませんが、自宅からそう遠くない埼玉スタジアム2002で開催されるという情報を見つけたため、参加してきました!
ちなみに、今回のスズキファンRIDEフェスタ2019で乗れる試乗車の一覧は以下の通りです。16車種が一つの会場で試乗できるなんて、すごいぞスズキ!
この中で私が興味あるのはGSX-R1000RとGSX-R125の2台です!
GSX-R125は普段の足に最適そうだし評判もよさそうだし、すごく気になっている1台でした。R1000RはスズキのフラッグシップSSだし、興味ありあり。ファンライドフェスタでは一人3台まで試乗できるそうなので、この2台を乗り比べ、気に入った方をもう1回試乗しようかなーとか考えていました…。
試乗会の朝は早い
ということで会場には9時過ぎに到着しました。
前日まではめっちゃ涼しかったのに、この日に限って30度近い気温で、めちゃめちゃ暑かったです…。
到着後、9時12分に受付に並びましたが、すでにこんな状態でした。みんな8時半とかに来ていたのかなー。ここで20分ほど並び、まずは試乗券を3枚ゲットしました。
この3枚のカードを試乗したいバイクのチケットに交換するわけですが、大人気の「刀」は既に長蛇の列ぅぅううう…。
当初は刀に乗るつもりなかったけど、注目度の高いバイクだし、少しはブログネタになるかもしれない!と期待して並んでいましたが、案内していたスタッフの方が「刀の試乗車は8台用意しているけど、午前中の試乗はもう無理かも…」と言っていたので、刀の試乗はさっさとあきらめ、本来のお目当てであったGSX-R1000Rの試乗券をゲットしました!
このチケットを手に入れたのが9時40分頃でした。
ちなみに、チケットは一気に3枚交換できるのかと思いきや、1台ずつしか交換できないそうで、効率悪いなーと思ったのです。
そして、肝心の試乗車にすぐ乗れるかと思いきや、この後さらに列に並ぶ必要があり、結局、GSX-R1000Rに試乗できたのは10時45分頃でした。バカなのかな?
GSX-R1000R
1台目の試乗に選ばれたのはSX-R1000Rです。
GSXに乗るのは初めてでした。なので、いい意味でも悪い意味でもこのバイクへのイメージは全くなく、予備知識もゼロの状態で試乗しました。
見た目
ふつーに、かっこいいですね。
めちゃくちゃかっこよくないですか!?
ライバルのリッターSSはシンプルなカラーとデザインがほとんどですが、このモデルはレーシーチックでかっこいいです!特徴のある単眼のヘッドライトの好き嫌いはあるでしょうが、わたしはキライじゃないです。
乗る前なのに、既に欲しくなってきちゃいました…()
あと、純正のクソデカマフラーは、色が黒くなって収縮色になったおかげなのか、以前より気にならなくなっていましたwwwwwwwとはいえ、もしR1000Rを買うなら純正マフラーは車検用としてしか利用価値はなさそうなので、真っ先に交換したいパーツですねー。
足つき
R1000Rの公表しているシート高は825ミリです
身長175センチ、体重65キロのわたしが跨ったら、足裏の半分以上が接地したので、足つき性は特に悪いとは思いませんでした。
ちなみに、CBR1000RRのシート高が820ミリ。
YZF-R1が855ミリ。
ZX-10Rが835ミリ。
S1000RRが824ミリです(いずれも2019年モデル)。
なので、GSXはリッターSSの中では、比較的、シート高が低い、足つき性のいいバイクなんですねー。
低速トルク
ギアを1速に入れ、クラッチミートして走り出してすぐに驚きました。
わたし「低速トルクがモリモリすぎるッ!!!」
リッターSSはミドルSSに比べて低速が太い、ということは頭で理解していましたが、想像以上に低速が扱いやすくて衝撃を受けました。試乗後に調べてわかりましたが、リッターSSの中でも特にGSX-Rは低速トルクがあって扱いやすいという評判だったらしく、納得ですね。
これくらい低速が太ければ街乗りでのストップ&ゴーもあまり苦には感じず、相当にストレスフリーで下道を走れるのではないでしょうか。すごいぞGSX!
走行性能
1周1キロにも満たないコースを2周しか走っていないため、この辺は「よく加速し、よく曲がってよく止まる、いいバイク」としか思いませんでした。
アクセルのレスポンスがもっさり気味だなーと感じましたが、試乗会のため走行モードがマイルドなやつだったのかもしれません。
ブレーキは普段乗っている501のイメージでガッとかけたら想像以上にガッとかかって、焦ってしまいました…。2019年モデルから、GSX-R1000RのFブレーキが標準でステンレスメッシュに変更されたそうです。ホースがゴムからステンレスメッシュなった分だけ、遊びが少なくなってダイレクト感が増しているため、Fブレーキは街乗りで使いにくいだろうなーと感じました。まあブレーキも慣れの問題があるので、しばらく乗っていれば、これはこれであまり気にならなくなるのかもしれません。
コーナーリングは、車体の重さを感じることなく、ひらひらと倒し込めました。
上述しましたが、低速が太くて扱いやすいため、低いギヤでの低速コーナーもギクシャクすることなくこなせます!ある意味、
欲しくなった?
物欲がビンビンと刺激されました。
というのも、以前に乗っていたYZF-R6を降りた理由の一つが「疲れる」というものでした。
一口に「疲れる」といっても原因は様々ですが、その内の一つが低速トルクがなさ過ぎて街乗りがシンドイというものだったのです。そういうバイクじゃないのは十分に承知していましたが、やはり実際に乗ってみると、ね…。
その反面、今回試乗したGSX-R1000Rは、低速モリモリマシンだったので、その不満点を感じさせることが全く無く、ストップ&ゴーの多い市街地走行もなんなくこなしてくれる頼りになるやつ!という印象を受けました。
とても失礼な話で申し訳なさいっぱいですが、試乗する前は「もし新しいSSを買うとしてもスズキは候補じゃないけど試乗してみるかー」と安易に考えていました。が、リッターSSとは思えないほどの低速の扱いやすさ、デザイン、そしてなんといってもリッターSSの中でも突出したコストパフォーマンス、普通に欲しくなりました。乗ったこともないのに「スズキね(フーン…)」みたいなイメージを勝手に想像していましたが、土下座してお詫びします。スズキ最高だね(無事に感染)
GSX-R125にも乗りたかった…けど、乗れなかった
GSX-R1000Rの試乗を終え、次のお目当てであったGSX-R125の試乗をしようと思って受付へ行ってみると、そこには無常にも「午前中の試乗受付は終了しました」の看板が。
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会場到着から2時間近く待ってようやく1台乗ったのに、もう午前は試乗できない、だ、と…。バカなのかな?
ということで、R1000Rに試乗して高まったSUZUKI熱が一気に冷め、あとでじっくり見ようと考えていた物販ブースも素通りし、速攻で帰宅しました。聖杯を買おうと思ってたけど、眺めることすらせずに帰路へ…。
ファンライドフェスタへ物申すマン
ファンライドフェスタ2019の埼玉スタジアムでの開催日程は2日間ありました。
しかし、事前の天気予報は2日目の日曜日は雨予報ということで、ドライで乗れる1日目に来場者が集中したことはわかります。
1人3台までという、試乗回数に限りがあることもわかります。
多くの人に試乗してもらいたいという運用もわかります。
とはいえ、2時間近く待機して試乗できたのはわずか1台、それも、時間にしてわずか2分程度で試乗終了するなんて…ちょっとありえないと思うんですが、規模の大きい試乗会はこういうのが普通なんでしょうか?大きな会場で同日に複数台の試乗ができるというのがメリットのはずなのに、半日いてもたった1台しか試乗できないなんて…。時間の無駄としか思えないー。
今回の試乗で、GSX-R1000Rに興味を持つきっかけになりましたが、ファンライドフェスタにはもう2度と行かなくていいかなと思いました。会場が比較的近場だったからよかったものの、1時間以上かけてこのイベントのために来てたら、発狂したくなるような内容でした。
ぶっちゃけ、こんなイベントならディーラーで事前予約して試乗した方が10倍は有意義な時間をすごせたかと思います。広い会場スペースに対して出展ブースの数も圧倒的に少なく、イベント感も乏しかったので、次回はもういいかなーというのが正直な感想です。
GSX-R1000Rはいいバイク
ファンライドフェスタ自体はいいイベントだと思いませんでしたが、唯一試乗できたバイク・GSX-R1000R(L9)は想像以上にとってもいいバイクでした!
欲しい欲しい欲しい!
実際問題、GSXに試乗した後、帰るときにFE501に乗ってまず思ったのが「このバイク、乗りづらくて悲しい…」と涙目になりました。501もいいバイクなんだけど、あんなに完成度の高いバイクに乗った後の501はびっくりするくらい、扱いにくいなーと思ったのも事実。
今まで、スズキは購入バイクの選択肢にすら考えていませんでしたが、そういう意味では、今回の試乗はとてもいい機会となりました。実際にバイクに跨ってみると、物欲がマシマシになるし、イメージと違う部分も見えてくるし、良くないですねー。ということで、久々に大きなSSに乗ったら物欲が爆発しそうだ!というお話でした。