「THE ROSWELL 封印された異星人の遺言 上・下 タイラー・ロックの冒険3」を読みました

 

THE ROSWELL 封印された異星人の遺言 上 タイラー・ロックの冒険3 (竹書房文庫)

THE ROSWELL 封印された異星人の遺言 上 タイラー・ロックの冒険3 (竹書房文庫)

 

タイラー・ロックの冒険シリーズの3作目。

 

もともと好きだったシグマフォースシリーズのジェームズ・ロリンズがオススメしていた作品ということで知り、シリーズ1作目「THE ARK 失われたノアの方舟 上・下」、2作目「THE MIDAS CODE 呪われた黄金の手 上・下」ときて本作となります。

www.takeshobo.co.jp

 

余談ですが、わたしの脳内ではタイラー・ロックのイメージは「Dwayne Johnson」。彼のリングネームが「The Rock」ってのも影響があるかもしれません。髪型はニッケルバックのボーカル「Chad Robert Kroeger」の長髪だった頃を勝手にイメージ。

Dwayne Johnson - Google 検索

Chad Robert Kroeger - Google 検索

 

本作のメインテーマはロズウェル事件の宇宙人。その他にツングースカ大爆発イースター島のモアイ像ナスカの地上絵にカワチ遺跡と謎がてんこ盛り。これらの点をそれぞれ線で結んでいく作者の発想に感服しました。

 

昔からXファイル特命リサーチ200Xといったオカルト系の番組が好きだったので、本シリーズで取り上げるテーマはどストライク。ただし、「宇宙人」や世界有数のミステリースポットといったSFのど定番テーマを扱っているため、作中の導入部分は盛り上がりに欠けるかなと思いました。こんなベタベタのテーマで最後の落としどころをどうするのか不安に。

 

しかし、下巻へ進むと前半の不安はどこへやら。謎が徐々に明かされるにつれて、クライマックスへぐいぐい加速していくシリーズお馴染みのハリウッドのアクション映画感は健在でした。もちろんベタな終焉ではないので、新鮮です。

 

ちなみに、今作ではゴルディアン社のマイルズやエイデン、父親のシャーマン・ロックなどは登場しませんが、個性あふれる女性キャラが多数出演します(;・∀・)